週刊誌「Veja」の12月12日号は、ブラジルへ移住した日系人の特集でした。1世から4世までの比較の記事が興味深かったので、ここにご紹介いたします。
<1世>
1908年から1973年にブラジルへ到着。
ブラジル日系社会に占める人口の割合:12%
1人以上日本人(日系人)以外の先祖がいる率:0%
年齢:35歳から100歳以上
<2世>
第二次世界大戦時、肩身の狭い思いをした世代。
ブラジル日系社会に占める人口の割合:31%
1人以上日本人(日系人)以外の先祖がいる率:6%
年齢:15歳から80歳以上
<3世>
都市部に育ち、大学進学も普通になった世代。
ブラジル日系社会に占める人口の割合:41%
1人以上日本人(日系人)以外の先祖がいる率:42%
年齢:50歳以下
<4世>
「どんどん目が丸くなってきている」世代。
ブラジル日系社会に占める人口の割合:13%
1人以上日本人(日系人)以外の先祖がいる率:61%
年齢:35歳以下
4世の61%が日本人(日系人)以外の先祖をもつことに関しては、日系人の特徴が、「ひっぱった目」とこっちの人が呼ぶところの細い目、という前提で、「目が丸くなってきている」と表現してありました。まあ、別に目の形だけが変わったわけじゃないですけどね。でも確かに、1世では0%だったことを思うと、特筆すべきこと・・・という気もします。
また、名前にも世代による違いが表れているようです。誌面では、各世代約20人の日系人を紹介しているのですが、2世は日本らしい名前が半数くらい、3世だと23人中5人(Kendi, Erika, Jum, Key, Fumiko)---フミコさん以外は、ちょっと洋風ですかね---4世だと0でした。
移民開始から100年。日系人のブラジルへの馴染みかたは、早いのでしょうか、ゆっくりなのでしょうか・・・。