2008年11月6日木曜日

サンパウロからの子連れ帰国

みなさま、石川県からこんにちは。先月26日、3ヶ月の娘と共に帰国しました。
経路は、サンパウロ→ヒューストン(9時間)→乗り継ぎ3時間→ポートランド(5時間弱)→2日間ポートランド滞在、ポートランド→シアトル(1時間)→乗り継ぎ1時間→成田(10時間弱)→乗り継ぎ5時間→小松(1時間)。遠っ。
でも、案ずるより産むが易し。無事到着しました。しっかし、これだけ移動すれば、子連れでもうどこへでも行ける気がします。
とはいえ、自分ひとりで移動したわけじゃありません。サンパウロからポートランドまでは、ブラジルに遊びに来ていたアメリカ人夫妻が手伝ってくれました。また、ポートランド滞在は現地の友人が、成田の待ち時間には東京の友達が、それぞれ相手をしてくれました。友人のありがたさが身にしみます。

ところで、やっぱり初の子連れ移動。いろいろ予期しないことがございました。そこで、道中サプライズベスト5を発表したいと思います。

第5位:3ヵ月半の眠り
飛行機に乗る上で最も心配だったのが、娘の「耳抜き」。小児科の先生に「飛行機の離着陸時に耳が痛くなって泣き叫ばないように、なにかをしゃぶらせて耳抜きしてあげて下さい」と言われていたからです。
そこで最初は、緊張して離陸や着陸に合わせて、授乳体制を整えていました。ところが滑走路の渋滞、天候不順など、なんやかんやでタイミングが合わないことが多くて。大抵、娘が寝てしまって何もしゃぶらせられない、というパターンでした。でも、泣き叫ぶかと思いきや、平気なもんですね。気圧の変化なんて、全く気にしていない風でした。まあ、子供によるのかもしれませんが、拍子抜けです。

逆に苦しめられると予想もしなかったことは、娘の「時差ぼけ」。なんせ、ブラジルと日本は、昼夜真逆の12時間違いですからね。日本に来てから3日ほど、彼女は夜、ぱっちり目覚めていました。赤ちゃんでも時差ぼけがあるんだと驚いた次第でございます。

第4位:子供の航空費
2歳未満の幼児の国際線のチケット代、いくらかご存知ですか? 私は、座席を利用しない場合、無料だと思っていました。でもこれって、国内線の話なんですね。今回、ANAで成田>小松と移動しましたが、こちらは無料でした。しかも、すごい優遇対応。助かりました。
で、国際線の場合ですが、通常大人適用運賃の10%プラスタックスがかかります。
さて、この度、夫が電話でシアトル→成田間、マイルを使ってビジネスクラスにアップグレードしてくれました。ところが!対応窓口のネエさんが、子供料金間違って計算&チャージし忘れていたのです。
シアトルの搭乗ゲートで「お子様のチケットは?お支払いいただいてないですね」と言われた私の焦りといったら・・・しかも、ビジネスクラスの10%でっせ。たっかぁ・・・。更に当日になって、ノースウェストは飛行機を小さいものに変更したらしく、がっつり満席。エコノミーへのダウングレードまで交渉しましたが、無駄でした。まあ、乗れないという最悪の事態は免れたんで、よかったんですけどね。驚きました。

第3位:シートベルト着用サインが・・・
今回、国際線はバシネット(航空機の取り外し式ベビーベッド)のある席をお願いしました。これがないと、かなり辛いです。ヒューストン→ポートランドの5時間、子供が膝の上という状況には、かなり消耗しました。
さて、サンパウロ→ヒューストン間は、コンチネンタル航空コーチ席の最前列でバシネットを付けてもらいました。この便のバシネットには、ホックで留めて蓋になるカバーが付いていました。そのカバーを留めてさえいれば、離着陸以外の時間帯はバシネット、使用可能。サンパウロ時間で夜中のフライトだったため、娘は大半そこで寝ていて、かなり楽でした。
ところが、シアトル→成田間は、ノースウェスト航空ビジネス席だったのですが、こちらのバシネットには、蓋がありませんでした。代わりにというか、バシネット内には、毛布を敷き詰めた段ボール箱が入れられていました。捨て猫かよ。ねぇ?
そんなことより、蓋カバーがなかったことでした。そのせいで、シートベルト着用サインが付くたびに子供をバシネットから下ろせ、と言うのです。もぉ、これじゃ、やっと寝た子を起こすことに。そりゃ泣くって。いやぁ、驚きです。

第2位:中華系ビジネスマンが・・・
そんなバシネットから寝た子を何度も下ろすのはイヤだぁ、と思った私のとった行動は「寝たふり」。見回り(?)のフライトアテンダントを目を閉じてやり過ごす作戦です。これで結構凌げましたが・・・あるフライトアテンダントが、なんと隣に座っていた中華系ビジネスマン---それも一睡もせず英語のプレゼンスライドを見直している働き者---に、「お嬢さんの顔に毛布かかってるけど大丈夫?」と、娘のお父さん扱いで注意を!耳栓を外しても「?」とフライトアテンダントの言葉がすぐには理解できないビジネスマン。ただでさえ、娘がぐずったり、その前に彼の枕を盗んだり(でも席に2つ置いてあったんです!)、と迷惑をかけていたのに。
・・・飛び起きました。もぅ、ビジネスクラスはフライトアテンダントが客の名前と属性、把握してるって聞いてたのに。びっくりです。

第1位:大人用の着替えなんて・・・
赤ちゃん連れの外出は、どうしても荷物が多くなります。おむつや着替えが必需品。今回、そのおむつ&着替えが、ポートランドで早速役立ちました。搭乗ゲートで娘を膝の上に乗せていた時に、ぶぶぶ~っとやってくれました。備えあれば憂い無し、大丈夫だもんねー、っと思ったのも一瞬。アタシのジーンズにまで・・・うぅ、それを18時間はきっぱなし。しかも一部ビジネスクラス席なのに・・・涙。驚くでしょう?

以上でございます。

まだしばし滞在しますが・・・帰りはスムーズだといいなあ。まあ、帰りは旦那も一緒だから大丈夫かな。