2008年1月20日日曜日

ブラジル旅行の必需品リスト

ブラジルは遠い&季節が逆、ということで荷物に悩む方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。なので、何度も行き来している私の荷物リストをご紹介致します。

<手荷物>
☆は液体物持込制限の対象。

□ パスポート(入国ビザが付いているもの)
□ 航空券
□ 現金(円、ドル※、レアル ※アメリカ経由の場合。空港で水や雑誌を買うとか、エアラインによっては機内で酒を飲むとかに使う用)
□ クレジットカード(Visa/Master、続いてアメックス)
□ ボールペン(税関通過などの書類を書かされるので、ないと不便)
□ 時計(今回忘れまして不便でした。空港にあまり時計がない>毎回人に聞く>時差があって時間に自信のない人多し、とのこともあります)
□ 目的地の住所、TEL(例えお迎えがあるとしても、持っていて欲しいところです)
□ トイレタリー:歯ブラシ、歯磨き粉☆、マウスウォッシュ☆、洗顔料☆、化粧水☆、保湿クリーム、ウェットティッシュ☆等(フライトが1日以上になるので、歯磨きや洗顔をしたくなるはずです。あと乾燥対策も。洗顔兼保湿のできるシートは便利)
□ リップクリーム、目薬☆(乾燥するので)
□ タオル/手拭(顔を洗うつもりの人は特に・・・)
□ ティッシュペーパー
□ 替えのソックス(30時間以上同じのを履きたくない!という人に。圧力ソックスだとだいぶ楽です)
□ 着替え、防寒着(例えば日本、アメリカが冬>ブラジルは夏、なので季節によってその調整に。あとアメリカ系航空会社の機内は極寒!)
□ 飲料水(手荷物検査後購入)
□ 本、タブレット、ヘッドフォン他
□ カメラ、宝石など貴重品(預ける荷物に入れると、荷物が無事届かない>ものすごく焦る、ということになります。私は「荷物が出てこない!」という経験が既に2度ほどあります。思えばブラジル便のみで起こっています・・・)
□ マスク、アイマスク、イヤプラグ、エアマクラ、キャップ等(全部使うと外界から遠いところへ行けます。いろんな意味で。)
□ 日焼け止め☆(着く時間にもよりますが・・・)
□ スマホ・充電プラグ、アダプター(空港での乗り継ぎなどで使う方は)

※必要な方のみ
□ ID(外国人登録書)
□ 国際学生証(ブラジルは法律で学生は、学生証の提示で美術館、映画、コンサートなどの入場料が半額になります。学生の方は国際学生証をぜひ申請・持参して下さい。IDとしても使えます)
□ 国際免許証(運転する方は。IDとしても使えます)
□ 予防接種証明書(旅行する地域によって必要な予防接種があります)
□ 眼鏡、コンタクト関連品、老眼鏡
□ サングラス
□ 化粧品(マスカラ☆、化粧下地☆のような液体物持込制限対象は、量に注意)
□ 常備薬(☆医者の証明がいるものも。薬は買えますが、語学ができないなら、持参が無難です)
□ 果物、おにぎり、スナックとか(寝て飯を逃した、機内食まずくて食えない、小さいお子様がいる場合など)
□ WiFi機器(ネット接続が必要でフリースポットを探すのが面倒な方は)
□ パソコン
□ 鍵(機内預けのスーツケースは、アメリカでは最近施錠禁止のようです。施錠するなら番号式の方が便利かと)。バンドがベター?
□ 旅行保険に関する書類

忘れがちな持ち込み不可のもの
・ライター
・ネイルケア品
・スイスアーミーナイフ
・経由地等の免税店で買う香水、ボディクリーム、酒など制限量を超える液体(預ける荷物へ)


<旅行中使いそうなものに関して>
・アダプター:iPhone、パソコンをチャージする時にコンセントの口が違う!と泣かないために。ブラジルは、ブラジル独自の型があります。古い型も混じってますが。

・パスポートのコピー:ブラジルでは、いろいろな場所でIDの提出が求められます。例えば、会社のビル入り口のセキュリティなど。一応、外国人には、パスポートの携帯が義務づけられています。たいていの場合はコピーでも凌げますが。パスポートを携帯する方も、万が一(盗難にあって再発行が必要など)のためにコピーがあるといいですよ。

・薄い長袖:デング熱の蚊は、日中やってきます。また、日差しの強い地域は、肌を出さないほうが暑くないときも。1枚あると便利ですよ。

・虫除け、虫さされの薬:ブラジルにもありますが、使い慣れたものがあれば・・・。

・水着:ブラジルでは年中買えますが、一応持参しては?ビーチ以外でも、プール、スパ、川、滝など使う場所はあります。

・アロエジェル:ビーチで焼く方は、是非日焼け後のケアクリームを。ブラジルにはあんまりいいものないです。(最近はこっちでも買えます。Granadoショップで良さげなのみかけました)

・洗濯紐:宿泊する場所によりますが、長旅の方はもちろん、水着やビーチタオルなど、乾かしたいものが多くなりがちなので。あと、雨季のアマゾンなんかでも活躍するはずです。

・カメラ、携帯などのチャージャー、ドライヤーなど電化製品:ブラジルの電圧は地域によって違うのであらかじめチェックして下さい。ホテルに必ずしも変圧器があるとは限りません。


<服装に関して>
・靴:基本、歩きやすい(走れる)スニーカーがあるといいですね。街でもヒールは石畳に不向きです。(私は本当に何度も隙間にヒールが落ち、靴が脱げ、笑われる、をやっています。)とはいえ、現地の人はみんなヒールを履いているので、おしゃれな場所へ出かける方は、きれいな靴が欲しいところ。(最近フラットなものも増えました!)こんなお出かけには車移動をお勧めします。ちなみにブラジルの靴はかわいくて安い(最近、結構高いです)ので、現地調達もありです。また、ハヴァイアナス(Havaianas)などのビーチサンダルはスーパーでも簡単に買えます。ちなみにブーツですが・・・嵩張る上、機内は足が浮腫むので止めたほうがいいと思います。なんでみんな機内でも履くの?

・パンツ:男子の短パンですが、最近おしゃれとして認められてきました。ただし、街のおしゃれな(フォーマルな)場所へ行くときは、長いパンツをどうぞ。あ、あと、短パンに白い靴下&白いスニーカーは、「アルゼンチン人」と馬鹿にされる対象なので止めましょう。ビーサンは、リオなどビーチタウンは問題ないですが、サンパウロだと、場所によりけりです。

・上着:南の方は、冬、寒いです。日本と違ってそんなに暖房機器がないので、乗り物や施設内も寒いです。上着、忘れずにお持ち下さい。また夏ですが、冷房はかなりきつく入っています。なのでやっぱり羽織れるようなものがあると便利です。

・装飾品:時計、ピアス、ネックレス、指輪など、高価なものは付けない!痛い目を見た人がたくさんいます。パーティーなんかへ行くときは、車移動&現地についてから高いものは付けましょう。

・帽子:現地の人はなかなか使わないです。が、北の方やビーチの日差しはとっても強いので、使いたい人は持って行きましょう。あまりいいやつ売ってないです。

こんな感じでしょうか。また思い出したら随時追加しますね。
(※2012年6月更新しました)
(※2014年6月再更新しました)

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2008年1月17日木曜日

ブラジルへの行き方:航空券&ビザについて

皆様、こんにちは。今回も引き続き石川県からです。こちらは珍しく青空が続き、雪がまぶしいです。スキー日和ですね。ちなみにサンパウロでスキーと言えば、アルゼンチンかチリへ行くことになります。アルゼンチンのバリローチェ(Bariloche)やチリのヴァリ・ネヴァド(Valle Nevado)というスキー場は、行った日が晴れたこともあって、ものすごく良かったですよ。ブラジルの北の方はもちろん、サンパウロでも、雪が降ることはまずないので、一度も雪を見たことのない人がたくさんいることを思うと・・・贅沢なことです。なんで、「スキー/スノーボードができる」と言うと、まあレベルは確認しようもないので、すっごく格好良く思われます。あ、薄っぺらいですかね、自分・・・。

そんなことはさておき、今回は、ブラジルへ遊びに来てもらうために、役立ちそうなお話をしようと思います。

まずは、航空券。遠いので、乗り継ぎなしは不可能なのです。で、どこを経由していくか・・・なのですが、おそらく最もよくあるパターンがアメリカ経由ですね。私もいつもこのパターンで、ニューヨークやヒューストンで乗り換えていました。アメリカは、入国審査や税関の通過、また荷物を預けなおす必要があるので、乗り換えに2時間以上みておきたいところです。あんまり長いと疲れますが、短すぎても焦ります。

で、この手間がない、というのが、エミール航空のドバイ経由、というパターンです。昨年運行を開始したらしいのですが、乗換えがスムーズなだけでもかなり楽でしょうね。日本人はそんなに問題ないかもしれませんが、アメリカの入国にビザの必要なブラジル人にとっては、かなりありがたい話のようです。このアメリカ入国ビザは申請がかなり厳しいので・・・。

アメリカへ入らないパターンでは、パリやリスボンなどヨーロッパ経由もあります。サルバドールやレシフェなど東側の街が目的地であれば、サンパウロまでわざわざ行って、国内移動、という手間が省けるのでいいかもしれません。

時間に余裕があれば、旅を途中で分けるのもいいですよね。ニューヨークやパリで・・・何泊かできたら、体も楽ですし。
そういう方だったら、いっそのこと世界一周の航空券というパターンもありますね。ハイシーズンやビジネスクラスだと、こっちの方がお得になるようです。こちらのチケットは、通常1年オープンなので、どこかに長期で滞在する、例えば留学など・・・と組み合わせる・・・とかが賢いのかもしれません。友人は、確か成田>リスボン>サルバドール>サンパウロ>サンフランシスコ>成田、というような旅程を組んでいたはずです。「世界一周航空券」で検索すると、いろいろ情報があります。しっかし、ロマンですよねえ、世界一周。

・・・航空券は、世界一周まで話したのでもういいですかね。なんせ、地球の反対側なので、どっち回りでもまあ、あんまり大差がないということでございます。

お次は、ビザ。日本人がブラジルに入国するためには、観光でも商用でも、また通過であってもビザが必要です。こちらは、旅行代理店を通じても取得できますが、東京もしくは名古屋在住の方であれば、自分で在日ブラジル総領事館へ申請するのもそんなに難しくはありませんし、少し安いです。
参考:駐日ブラジル大使館サイト 領事館管轄リスト&リンク 

18歳以上の日本人の方が、自分で観光ビザ(90日)を申請するために必要なものは、
・申請時6ケ月以上の残存有効期限及びビザの余白頁が見開きであるパスポート
・必要事項を記入、署名、写真を貼った申請書(領事館サイトからDL可:東京版
・往復予約済航空券オリジナル又は預金残高証明書
・手数料3500円
となっています。ちなみに郵送では受け付けておらず、戸籍謄本もしくは住民票で関係を証明できる家族のみ代理人として認めているそうです。発行にかかる日数の目安は、7営業日とのことですが、まあ、なんといってもストとかある国なので、できれば2週間くらいの余裕を持ちたいところです。周りでブラジルの入国ビザの発行を拒否された、という話は聞いたことがないので、時間の余裕さえもっていれば、心配することはないと思います。

それでは、是非、ブラジルへの旅をご検討くださいませ。

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2008年1月6日日曜日

アマゾンの果物クプアス

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

クプアスのジャムさて、早速ですが、本日はお土産にも好評なブラジルの果物「クプアス(Cupuacu)」のお話をしようかと思います。
クプアスは、アマゾン原産のカカオと同じ種類の植物。小型ラグビーボールのような茶色い実を割ると、白く甘酸っぱい果肉が入っています。そのままでも食べれますが、ジュースやジャム、アイスクリームなどに加工され、ブラジル全土に出回っています。また、カカオのように、種からチョコレートを生産できるそうです。
特に、チョコレートの中にクプアスのジャムの入ったものは、贈り物としてもポピュラーです。クプアスがかなり酸っぱいので、甘いものが得意ではない方でも、まあ1つくらいはおいしくいただけることと思われます。

クプアスのチョコレート
それにしても、クプアスといえば、日本企業アサヒフーズが「クプアス」の名を商標登録した、という冗談のようなニュース(2003年)をいつも思い出します。これは、例えば「りんご」を商標登録したのと同様で、登録者以外が「りんご」と記載する度に商標使用料の支払いを求められる、ということになります。登録者に「悪意はなかった」そうですが、結局、アマゾン地方労働団体(GTA)から生物海賊行為だと商標無効を求める訴訟を起こされ、敗北したそうです。まあ、そりゃそうでしょうね。

興味をお持ちになった方、ぜひ次回の(!)土産にリクエストくださいませ。