2010年10月26日火曜日

出産のご報告(次女)

こんにちは。2週間前に、次女アリサが生まれましたのでこの場を借りてご報告致します。

次女も長女同様、徒歩圏内の病院プロマトレ(ProMatre)で出産しました。今回は、「痛い思いをして生んでこそ」的な意見がやたら多かったことから、出産もこれで最後にする予定だし、この機を逃すと彼女たちの言うヨロコビを知ることもなかろうと、お医者さんに「麻酔をしないで」と頼んでみました。帝王切開大国だけに医者と分娩台の上で言い合いになってなんだかなあ、という感じもあったのですが、最終的には筋肉弛緩剤のようなものを使うことで妥協。途中までは、陣痛が来ているって気が付かなかったよ・・・というくらい痛みを感じる事もなかったのですが、実際に出てくる時はやっぱ痛かったです。くたくたになります。・・・いやぁ、無痛分娩の方がいいかも、正直。

で、出産3日後。プロマトレは割と評判のいい病院なのですが、黄疸治療をするから新生児だけおいて親は帰って下さい、ということを言われました。ありえないだろう、と猛抗議したところ、玄関先の部屋をあてがわれ・・・もう、見舞客、それにガードマン(夜中歌うなよ)うるさいったら。酷い目にあいました。今後、この病院を周りにお勧めできません・・・。

さて、気になる次女の見た目ですが、長女とは違い、切れ長の目が特徴です。ということは、こちらの人に日本人顔と認識される、つまり、お母さん似、と言われるのですが・・・誰に似ているかと言うと、新世界のビリケンさんです。そっくり・・・。

最後になりましたが、励まし&お祝いメールを下さった方々、ありがとうございます!また個別にメールしますね。それでは、また。

2010年10月13日水曜日

サンパウロの水族館

さかな週末、前から子供を連れて行こう、と思っていたサンパウロの水族館(Aquario de Sao Paulo)へ行ってきました。おそらく最近リニューアルオープンしたと思われるのですが・・・やたら人気があります。

白いワニこちらは、「ラテンアメリカ初のテーマのある水族館」ということで、チエテ川(Rio Tietê)、ブラジルのジャングル( Selva Brasileira)、パンタナール( Pantanal)、アマゾンの森( Floresta Amazônica)ということで、4つのテーマのセクションになっています。白いアルビーノのワニやジュゴン、ペンギン、ピラルク、でかいコウモリ(檻の中には行き倒れになった骸骨も!)、lobo marinho(日本語訳が分からないです、誰か教えて下さい)なんかがいます。

コウモリ頭の上をエイが泳ぐ潜水艦とか恐竜の模型(マンガチック)のエリア、海賊船のエリアなんかもあって、大きな子供もかなり楽しめるようです。サントスの水族館よりいいですね(Marieさん、再びごめん・・・。)週末は子連れで混むので、観光なら入場が半額になる月曜日がお勧めですよ。

Museu Anchieta

museuPadreAnchietaセー広場付近にあるパドレ・アンシエタ博物館(Museu Padre Anchieta)を訪ねました。「地球の歩き方 ブラジル ベネズエラ '08-'09」サンパウロセクションの「おもな見どころ」の3つ目に挙げられているのですが・・・うーん、ブラジルまで来て行く価値があるかなあ?と思われる、小さい宗教博物館です。

museuPadreAnchietaインディオのアイテムや、その地域の変遷の分かる地図、キリスト教の聖像などが展示されています。ちなみにインディオのアイテムなら、ラテンアメリカ記念公園の方がよーっぽど充実してます。
お庭は、セントロの喧噪の中にあるとは思えないほど静かで素敵でしたが。お庭に面したカフェが改装中だったので・・・これが開いてれば、また印象が違うのかしら・・・?

2010年10月5日火曜日

第29回サンパウロ ビエンナーレ

bienal9月25日から12月12日まで、イビラプエラ公演のビエナルパビリオン第29回ビエンナーレ(29a Bienal)が開催されています。2年に1度のビエンナーレ、前回はちょうどブラジルを離れ、見逃してしまったので、今回こそは、と昨日出かけてきました。

この会場はかなり広いのですが、今年はぎっしり作品で埋まり、全部見ると・・・かなり疲れます。妊婦だから?同建物内にある美術館、MAC(Museu de Arte Contemporânea)/USPも利用されていました。映像作品が多いので、丁寧に見ると、すっごい時間がかかります。唯一じっくり見た映像は、上海のアーティスト、チウ・アンション(QIU ANXIONG)の水墨画のようなアニメーション、「新山海経」。これは面白かったです。
作品で印象的だったのは、Nuno Ramosによる吹き抜けを利用して設置されたクロコンドル(Urubu)の檻・・・生肉を食べる姿、やっぱり気持ち悪い。これは、動物愛好家が鳥を逃がしてニュースにもなっていました。

vicente後、話題になったのは、政治的フィギュアを殺す絵を描いたGil Vicenteの作品。これもやっぱり目を引きました。
他には、サンパウロのアーティスト、HENRIQUE OLIVEIRAのA origem do terceiro mundo

・・・いまサイトを見て気が付いたのですが、東京からもアーティスト集団、Chim↑Pom(チン↑ポム)が出展していました。見逃してしまいました、残念。

パネル ono fejaoCarroz

2010年10月3日日曜日

Cloud Gate @ Teatro Alfa

今年も、台湾の「クラウドゲイト舞踊団」(雲門舞集)がサンパウロにやってきました。公演されたのは、ロシア・モスクワで開催される「チェーホフ国際演劇祭」の為に作られたという『花語』(Whisper of Flower)。久しぶりに度肝を抜かれるすっごーい舞台でした。

flowersチェーホフの「桜の園」がテーマのこちら、バッハの6つの無伴奏チェロ組曲(Bach's Six Suites for Unaccompanied Cello)に乗せて、前半/後半の2部構成で語られます。
前半は、桜を思わせる濃いピンクの花びらがステージのフロアを埋め尽くし、花びらと共に、パステルカラーの衣装に身を包んだダンサーが優雅に舞い踊ります。とてもキレイ。

mirror・・・でも、圧巻なのは、没落して行く一家を描く、一転して暗ーい後半。1曲毎に悲壮さが増し、最後は裸に近い衣装で、全ダンサーがもがき、苦しみを表現します。
1幕の最後に現れる、ステージ奥に設置された特殊なミラーも、2幕では様々な使われ方をし、いやあ、久しぶりに「すげぇっ!」と興奮しました。
もし機会があるなら、ぜひぜひぜひ、見て下さい!