チェーホフの「桜の園」がテーマのこちら、バッハの6つの無伴奏チェロ組曲(Bach's Six Suites for Unaccompanied Cello)に乗せて、前半/後半の2部構成で語られます。前半は、桜を思わせる濃いピンクの花びらがステージのフロアを埋め尽くし、花びらと共に、パステルカラーの衣装に身を包んだダンサーが優雅に舞い踊ります。とてもキレイ。
・・・でも、圧巻なのは、没落して行く一家を描く、一転して暗ーい後半。1曲毎に悲壮さが増し、最後は裸に近い衣装で、全ダンサーがもがき、苦しみを表現します。1幕の最後に現れる、ステージ奥に設置された特殊なミラーも、2幕では様々な使われ方をし、いやあ、久しぶりに「すげぇっ!」と興奮しました。
もし機会があるなら、ぜひぜひぜひ、見て下さい!
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