2013年3月25日月曜日

ブラジル人との交渉に必要な5つの「あ」

今日、たまたまこちらで読みましたが、

岡田茂雄氏(ダイキン工業顧問、元ブラジル三井物産社長)曰く、ブラジル人を相手にするときは「慌てず、焦らず、諦めず、安心せず、当てにせず」ですって。

最後の2つが、やはり!という感じ。いやはや、・・・肝に銘じたいと思います。

2013年3月12日火曜日

「Bar巡礼」掲載店のご案内(2:地ビール)


 CervejariaNacional  
〜5種類の本格地ビール〜
4月にオープンした「セルベジャリア・ナショナル」は、麦穂模様のブラジルロゴが目印。店内には、巨大なビール醸造用の発酵タンクが並んでいて、「味で勝負」的な気取らない雰囲気に好感が持てます。お勧めは、5種類のオリジナル生ビールが楽しめるサンプラー(写真/R$14)。それぞれブラジルの妖怪の名前が付いていて、右から”Domina”(白ビールのヴァイス)、”Y-Iara”(ピルセン)、”Mula”(アルコール7.5%IPA)、”Kurupira”(エール)、”Sasi”(黒ビールのスタウト)。ビールに合うよう開発したというおつまみも充実していて、メニューには、ベストマッチのビールアイコンが。ビール好きの仲間とぜひお出かけ下さい。火曜日は21時からジャズライブあり。

Rua Pedroso de Morais, 604 
Pinheiros
Tel: (11) 3628-5000
予算:Chopp R$5〜、Caipirinha R$9


 TitusBar☆ 
〜地ビールのニューフェース〜
昨年12月にオープンしたばかりの”Titus”は、全国で唯一ヴァリーニョス産の地ビール、ブリタニカ(Britanica)のショッピが飲めるお店。内装は女性同士でも入りやすいカフェの様な雰囲気ながら、本格的なビールが楽しめます。生は、金色のペールエール、黒いオートミールスタウト、赤いIPAの3種で、どれもしっかりとした味わい。パイント、ハーフパイント、それから少しずつ試したい人に嬉しい、ガロチニョサイズもあります。また、瓶もコロラド(ヒベロン・プレット)、ダーマ(ピラシカバ)といったサンパウロの地ビールをはじめ、オーナーのこだわりが見える各国のビールが揃っています。
おつまみは、定番のポテトフライやオリーブ、パステルなどに加え、暑い日にさっぱりおいしいブルスケッタ(写真R$14.50)や冬期限定のスープ(カルジーニョ)もありますよ。
最寄り駅は、トリアノンマスピ。

Rua Rocha, 370 – Bela Vista
Tel: (11) 3384-5595
予算:Chopp R$4.5(Garotinho)〜、Caipirinha R$13



 Braugauten ☆ 
〜ドイツ料理&地ビールチェーン〜
「暑くって道を歩くのもイヤ!」という方にぴったりなのが、こちら、冷房の効いたショッピングセンター内のビール店です。良く冷えたジョッキで、お店オリジナルの生、黒生が楽しめます。瓶では、パウリスタニアやバーデン・バーデンといったブラジルのビールや、中南米、ヨーロッパのものも揃っています。
また、こちらの売りはドイツ風つまみ。シュニッツェル(カツレツ)、アイスバイン(豚すね肉の煮込み)、ザワークラウト(キャベツの漬け物)などがメニューを賑わせます。とはいえ、いくつものショッピングセンター内に店舗を構える店らしく、キッズメニューやサンドイッチ、パスタ、デザートなども常時提供しているので、家族で立ち寄ってもいいかもしれません。
なお、2杯目が無料になる「ハッピーアワー」セールは、開店時間内ずっと適用されるそうですよ。

Rua Treze de Maio,1947 - Shopping Paulista, Lj 422 – Bela Vista
Tel: (11) 3262-4550, (11)3285-1187
予算:Chopp R$6.55(280ml)〜、Caipirinha R$11.40


日本とブラジルで反対なこと!

ブラジル日本商工会議所のサイトの中に、こんなウンチクが!
面白いので紹介します。

ウンチク・その14
日本とブラジルで反対なのは
季節 
昼夜 
渦巻き方向(ブラジルは時計周り)
カンナのかけ方 
ノコギリの引き方 
指での数の数え方 
お釣の数え方 
月の満ち欠け(ブラジルでは左から大きくなって右に消えていく) 
ツルの棒に巻きついていく方向



数え方は、日本だと指を折りながら数を数えますが、こちらは、グーから親指から順に開いて数えますね、そういえば。
おつりは、日本だと例えば700円のものを1000円で買うと、1000−700を元に「100、200、300円のお釣り」ですが、こちらだと、700+x=1000が元で、「800、900、1000」といいながら、300円分戻してくれます。


日常生活の一部となっていてか、ぼーっとしているからか、特に不思議にも思いませんでしたが、いやあ、そういわれると反対ですね!

2013年3月11日月曜日

「Bar巡礼」掲載店のご紹介(1:Jardins)

「ピンドラーマ」誌で連載させてもらっていたバーを巡る記事を数回にわたり、まとめてみます。


☆ ItigoSake House ☆ 
〜ポン酒党は要チェック!おしゃれ居酒屋〜
さて、記念すべき1店目は、寒い日はやっぱり熱燗!ということで、ジャルディン地区の居酒屋、イチゴウでございます。高品質な日本酒の提供をコンセプトにしており、メニューには、大吟醸、吟醸、特別本醸造、純米、濁り酒と多くの日本酒が並びます。また、日本のビール(キリン、サッポロ)や、冷や奴、酢の物、唐揚げ、といったつまみも揃っています。更に、今後は焼酎も14種類置く予定だとか。お酒の販売もしています。
場所柄か、居酒屋と言ってもインテリアには青海波があしらわれ、洒落た雰囲気。それに伴いお値段もなかなか。それでも、おいしい吟醸を差しつ差されつするヨロコビと言ったら・・・。写真は、魚の竜田揚げと陸奥男山超辛純米(一合)。
Alameda Lorena, 871 - Jardins
Tel: (11)3062-7875
予算:Long Neck(キリン)R$12.00、白鹿熱燗一合R$22.00


 BotecoBrasil  
Tvでも紹介!オトナのユーモアたっぷりの飲み屋〜
こじゃれたところより大衆的な飲み屋が気分、という方にお勧めなのが、子供から老人まで地元っ子で毎晩賑わうBoteco Brasil。「ジャルディン地区で一番」と豪語する生ビールに加え、ブラジルで唯一というCabine Cornofonica”と呼ばれる電話ボックスがあります。トーク番組Programa do Jo”でも紹介されたこのボックス内では、渋滞、銃撃戦(!)他4種類の効果音を流すことができます。なので嘘をついて誰かとここにしけ込んでも平気?!
写真は、「大きいサイズが食べれない方用」ソーセージ。ソーセージは何種類かありますが、女の子が迂闊に口に出来ないようなネーミングになってます。
Alameda Santos, 2444 - Jardins
Tel: (11) 3088-1172
予算:Chopp R$3.90〜、Caipirinha R$14


☆ BlueVelvet ☆ 
〜扉を開ければ、青い別世界〜
「Blue Velvet」の青いネオンサインが光る無機質な扉の奥には、デヴィッド・リンチ監督の同名映画にインスピレーションを受けたという青い世界が待っています。ミラーボールの回るラウンジ、ろうそくの灯るバー、奥には小さなダンスフロアまであります。クラブへ出かける前に立ち寄る客も多いようですが、ここに短い時間いるだけでも、夜遊び気分を味わえます。
お勧めは、写真の5種類のチーズのハンバーガー(R$20)。数人でシェアできます。カクテルもいろいろありますが、監督の名前の付いたオリジナルは、ブルーキュラソに日本酒やレッドブル、リマジュースなどをミックスしたもの(R$18)。

Rua Bela Cintra, 1541 - Jardins
Tel: (11)3063-5232
予算:Long Neck R$7.00、Caipirinha R$14.00〜


☆ SkyeBar & Restaurant ☆ 
〜サンパウロの夜景を一望〜
「スカイ」は、日系の建築家ルイ・オータケ氏がデザインしたブティックホテル「ユニーキ(Unique)」の屋上にあるオープンなBAR。照明を絞った専用エレベーターで最上階まで行き、光の通路を抜けるとレストランの入り口が。大きな窓やフランス人シェフの料理も魅力的ですが、今回の目的はその奥にあるバール。特に屋外のプールデッキからの眺めは圧巻。イビラプエラ公園やパウリスタ大通りのビル群が眼下に広がります。日没前に到着し、夕焼け〜夜景を楽しんでみては。毎晩21時からDJも入ります。なお、プールは宿泊客専用です。酔ってダイブなどしませぬよう。
カクテルはどれも美味しいですが、オリジナルのキューカンバー・マティーニ(R$26)は、キュウリが絶妙でトライする価値アリです。おつまみには、スシもあります。

Av. Brigadeiro Luís Antônio, 4700 - Jardins
Tel: (11) 3055-4702
予算:Chopp R$10、Caipirinha R$24〜


☆ Baretto ☆ 
〜落ち着いた大人のBAR〜
高級ホテル「ファザノ(Fasano)」内にある「バヘット」は、現在ブラジルを代表する建築家イザイ・ヴァインフェルトとマルシオ・コーガンがデザインを担当。エレガントで快適な店内は、英「ウォールペーパー」誌が、「世界1のバー」に選んだほど。水曜日から土曜日の午前3時までは、ピアノ、ギター、ドラムのトリオによるジャズ&ボサノバの演奏があり、大人の夜を演出します。また、カイタノ・ベローゾ、ベベル・ジルベルトといった大物アーティストも既にライブを行っています。おつまみには、ファザノらしくイタリア料理が並び、ワインメニューが別にあります。店名のカクテル、バヘット(R$24)は、ウォッカにパイナップルやミカンジュースを合わせた甘めのロングドリンクです。私は試せませんでしたが、なんと!キャビア50g(R$710)もあります。大切なお客様や気前のいい上司を案内してみてはいかがでしょうか。

Rua Vittorio Fasano, 88 - Jardins
Tel: (11) 3896-4000
予算:Long Neck R$19〜、Caipirinha R$20〜


Balcao☆ 
〜ジグザク・カウンターの楽しいひととき〜
1店目は、メロ・アルヴェス通りの角にある「大きなカウンター」という名前のお店です。その名前の通り、25メートルのカウンターが店内をジグザグと走り、客はその両側、もしくは片側に座ることになります。多くの蝶が張り付いたランプやろくろ首のようなオブジェなど、インテリアもなかなかキッチュでカジュアルな感じですが、正装した初老のギャルソンたちが、気の効くサービスをしてくれます。ワインリストも充実していて、約50種類を常備しているんだとか。また、ワインに合うおつまみも充実しています。
写真は、生ビールとパステル盛り合わせ(半分量R$9.20)。注文後直ぐにきっちり冷えた生と熱々のフライ(&2種のタバスコ&ナプキン)が到着したのには、「そうそう、こういうとこが大事なのよ!」とみんなに言いたい完璧なサービスでございました。おススメです。

Rua Doutor Melo Alves, 150, Jardim Paulista
Tel.: (011) 3063-609
予算:Chopp(240ml) R$5.60〜、Caipirinha R$11.80〜



☆ Arola23☆ 
〜ミシェランシェフの絶品おつまみ〜
チヴォリホテルの最上階に入る「アローラ・ヴィンチ・トレス」は、パウリスタ大通りをはじめ、ジャルディン地区の夜景が楽しめる名店。スペイン人シェフ、セルジ・アローラは、本国で複数のミシェラン星を獲得した凄腕。新たな挑戦を求めて妻と選んだ新天地、サンパウロでも「グルメ・タパス(スペイン語で「酒のつまみ」)」を提案します。
丁寧に作られた美しいタパスをつまみに飲むのはもちろん、シェフのその日のお勧めタパス9品プラスデザートといったコース(R$150)は、ディナーとしても充分楽しめます。ワインが好きな方は、厚いワインリストからボトルを選ぶ以外にも、コースの一皿一皿に合わせて少しずつお勧めワインが楽しめるコース(R$150〜)をオプションで付けることもできますよ。

Alameda Santos, 1437 - Tivoli Hotel, 23° andar - Jardins
Tel: (11) 3146 5923
予算: グラスワインR$25〜、Caipirinha R$25〜




☆ Prainha Paulista ☆ 

〜サンパウロっ子のビーチ?!〜

「プライーニャ・パウリスタ」の歩道にまで出て並ぶテーブルは、正午から午前2時までの営業時間中、いつも学生や若い会社員を中心に賑わっています。1973年の開店ですが、89年に顧客が使っていた「プライーニャ(小さなビーチ)」の愛称に改名したんだとか。その名の通り、パウリスタ大通り間近で生ビール(ハイネケン&シングー)片手に仲間と気取らずわいわいやるには最適な場所。休日前ともなれば、テーブルに付いた途端、話し声や笑い声につつまれます。昨晩は、アクセサリーの売り子まで現れました。食事からおつまみまで、料理のメニューも充実。近所の通りの名を付けたオリジナルピザもありますよ。最寄り駅は、ブリガデイロ。

Alameda Joaquim Eugenio de Lima, 557 - Jardins
Tel: (11) 3284-6345
予算:Chopp R$4.75(200ml)〜、Caipirinha R$15.50〜