2009年10月25日日曜日

コロンビアのアート展

近所のFIESPで「Arte Colombiana 1948-1965」と題された展示会が1月25日まで開催されています。早速、出かけてきました。
コロンビアのアートと言うと、「最もコロンビアらしい芸術家」フェルナンド・ボテロ(Fernando Botero)くらいしか知らなかったのですが、アレハンドロ・オブレゴン(Alejandro Obregon)の絵画も目を引きました。調べてみると、「コロンビアでは20世紀最高の画家」とまで言われる巨匠のようです。また、彫刻では、Edgar Negretという人の作品もありました。新しいアーティストを知るのは、楽しいことです。

日曜日のMASP前

feiraTrianonサンパウロ美術館(MASP)には、トリアノン、もしくはシケイラ・カンポス、と呼ばれる公園があります。ここには、子供の遊べるプレイグラウンドが2つあって、今日も娘を連れて行ってきました。

日曜日なので、MASPの下にはアンティークのフリーマーケット、公園前にはお土産物などのお店が出ていて賑やかです。こちらのお土産物のお店も、最近は、しっかりとしたスタンドで、ヒッピーチックなものだけじゃなく、宝石なんかもあります。

ラジオ体操そんなマーケットを抜けて公園に入ると・・・なんだか懐かしい音楽が聞こえます。そしてたくさんの人が、ラジオ体操!
うーん、「腕を前から上に上げて 背伸びの運動から~」なーんていう声に合わせて、いや、合っていない人も多いですが、大量のブラジル人がわらわら運動しているのに出くわすとは、思いもしませんでした。
ちなみに、側にあった看板からするに、公園を歩く健康づくりイベントの準備体操として、ラジオ体操が採用された模様です。

2009年10月20日火曜日

コカコーラ×サッカー キャンペーン

先週、日本からお客さんがみえて、一緒にJWTブラジルオフィスを訪ねる機会がありました。
オフィスに入ると、まずカンパナ兄弟( Fernando and Humberto Campana)のFavelaチェアが目に入ります。実際彼らがリフォームを担当したそうで、内部はおしゃれーな作り。中でも「各セクションの境を無くす」というコンセプトが反映された、ロナン&エルワン・ブルレック(Ronan et Erwan Bouroullec)の赤いアルギュでのみ仕切られた"Thinking Room"は、とっても居心地がよさそうでした。

そんなJWTの広告事例で特に印象に残っているのが、コカコーラのサッカー関連のもの。
ブラジル人は基本、アルゼンチンのことを悪く言うのが好きなのですが、話題がサッカーになると、その傾向は更にエスカレートします。永遠のテーマは「マラドーナとペレ、どちらが上手い?」と言うもの。そこに目をつけたJWTのチーム。ただ、ペレ王と彼を王様扱いするこの国での回答は、明らかです。そこで・・・「マラドーナとビルビル(Biro-biro)、どちらが上手い?」というキャンペーンが生まれたそうです。ビルビルは、引退したプロサッカー選手ですが、その技術よりも見た目とキャラクターで愛された人。もちろんどちらが上手いかは、言うまでもありません。でも、ブラジル人は、アルゼンチンがイヤなのです。
コカコーラのボトルキャップで投票できる仕組みだったのですが、みんなビルビルを勝たせたくて、えらい盛り上がったようです。

こんなNIKEのロナウジーニョをパクったビデオも作成されました。


ほとんど忘れられていたビルビルは、今もコカコーラのサッカーキャンペーンに登場するほどの人気っぷり。ちなみに現在展開中のキャンペーンは、ボトルキャップにサッカー関連クイズ(「ビルビルは何年コリンチアスのユニフォームを着た?」とか誰も知らないようなネタの3択)があって、友達と勝負しよう、というものです。

2009年10月19日月曜日

ハプニング@サン・セバスチャン&イリャ・ベラ

この前の連休に、仲良くしているイギリス人女性&そのブラジル人旦那&息子さんと一緒にサンパウロ州のビーチへ行ってきました。
金曜日の午後に出発。車で北東に向かって2時間半くらい走り、サン・ジョゼ・ドス・カンポス(Sao Jose dos Campos)のホテルで友人たちと待ち合わせました。思ったほどの渋滞もなく、無事にロビーで落ち合いました。
・・・ところが!
なーんと、ホテルスタッフが、子供の身分証明書がないとチェックインさせない、と言うではありませんか!初めてです、そんなこと言われたの。連休初日、ここまで来てどうするんだ?困ってしまいました。
友人が弁護士ということもあり、まあいろいろごねて、「上の人を呼んでくれ」なーんてのもやったのですが、「規則ですから」の一点張りでうんと言いません。1歳、2歳の子連れ&妊婦に対して、ブラジルじゃあ珍しい、情け容赦のない対応にびっくりしました。ibisです、ちなみに。
どうしようもないので、翌日移動する予定だったサン・セバスチャン(Sao Sebastiao)まで行ってしまって、そこで宿を取ることに。更に山を越え、2時間ほど南東に移動しました。山道、雨が降り始め、いやーなドライブでしたが、なんとか無事に到着したのでした。
子連れでブラジルを旅行される方!お子さんを含めたご家族全員のIDをお忘れなく!

ilha belaさて、気を取り直して翌日は・・・友人の所有するボートで、サン・セバスチャンの向かいにある島、イリャ・ベラ(Ilha Bela)へ出発です。
晴天ではないものの、やっぱりボートで海に出ると気持ちがいいです。目に映るのは、水と空と昨日超えて来た緑の山・・・いい感じです。
イリャ・ベラは高級リゾートだそうです。まずは、街を散策し、ランチ。
昼食後、島のビーチを巡るために、再度ボートへ。

牽引・・・ところが、エンジンがかからないではありませんか!

結局、サン・セバスチャンのマリーナに助けを呼び、ボートで牽引されて帰ることになりました。


sao sebastiaoさてさて、また気を取り直して、翌日・・・。天気予報に反して、なんと快晴です!残念ながら、ボートは壊れたままなので、サン・セバスチャンサイドのビーチへ行くことになりました。水は冷たいですが、綺麗でいいところでした。1日ごろごろ過ごして癒されました。また行きたいです。


・・・が、その気持ちが強すぎたのか、なーんと携帯電話を忘れて来てしまいました。送ってくれると宿の人は請け合いましたが、いまだ届かず。ここ1週間、プリペイド電話、使ってます・・・。

2009年10月2日金曜日

フィゲイラのステーキ

仲良くしていた友人がベルギーへ帰ってしまう・・・ということで、先週末、サンパウロの有名高級レストラン、フィゲイラ(A Figueira Rubaiyat)にてお別れ会をしました。
stakeこのフィゲイラには、名前の通り樹齢100年をこすという巨大なイチジクの木があって、その下で食事ができます。巨大なバーもあります。とってもいい雰囲気です。私の食べたシーフードサラダもおいしかったですが、なんと言っても印象的だったのが、写真の「マスターズカット」と呼ばれるステーキ!骨を手づかみしてワイルドに食してほしいところです。
あとは他のフバヤ(Rubaiyat)系レストラン同様、カバー(couvert)の焼きたてポン・デ・ケージョ(Pao de queijo)が絶品!甘いものが好きな方なら、デザートビュッフェがお得です。

食後、踊りに行こう!ということで、Soniqueを目指したのですが、入るまでにもーのすごい列だったので、数件隣りのGeniに入りました。ソウルバンドが入っていたのですが、演奏よりよーくしゃべるのに閉口しました。DJになってからの方がよかったです。でも若かったなあ、客層が。
前にも同じメンバーでBubu Lounge & Discoへ行ったのですが、こっちの方が、いかにも夜遊び!という場所でした。私は子持ちの身なもので、独りで抜けて帰ったのですが、タクシーの運転手によると、金曜の朝6時頃が一番混むんだとか。疲れきった顔で会社に来ていた同僚を思い出します・・・。

2009年10月1日木曜日

サンパウロ、春の木の実

アモラ最近、サンパウロの公園や街路樹になっている木の実は・・・、まず、写真の「アモラ(amora)」と呼ばれるベリー。近所でよく行っていた公園にこの木があって、集まる子供たちは、みんなこいつを食べて、口の周りをドラキュラのように赤く染めていました。
こっちでは、多くのベリーが「アモラ」と称されるようですが、「家にこの木があった」という外国人によると英名は「マリオンベリー」だそうです。

ピタンガそれから、見た目のかわいい「ピタンガ(pitanga)」。レシフェでは、この木の実のアイスクリームやソースとして使った料理が、割とよくありました。子供の頃摘んで食べたグミの実を思い出させる、野趣のあるおいしい果物です。

他には、枇杷の実も今がシーズンです。マーケットなどでも販売しているビワですが、摘んでいる人は未だに見かけたことがありません。
・・・いいですか?私、木に登って摘んでも・・・?