2009年10月20日火曜日

コカコーラ×サッカー キャンペーン

先週、日本からお客さんがみえて、一緒にJWTブラジルオフィスを訪ねる機会がありました。
オフィスに入ると、まずカンパナ兄弟( Fernando and Humberto Campana)のFavelaチェアが目に入ります。実際彼らがリフォームを担当したそうで、内部はおしゃれーな作り。中でも「各セクションの境を無くす」というコンセプトが反映された、ロナン&エルワン・ブルレック(Ronan et Erwan Bouroullec)の赤いアルギュでのみ仕切られた"Thinking Room"は、とっても居心地がよさそうでした。

そんなJWTの広告事例で特に印象に残っているのが、コカコーラのサッカー関連のもの。
ブラジル人は基本、アルゼンチンのことを悪く言うのが好きなのですが、話題がサッカーになると、その傾向は更にエスカレートします。永遠のテーマは「マラドーナとペレ、どちらが上手い?」と言うもの。そこに目をつけたJWTのチーム。ただ、ペレ王と彼を王様扱いするこの国での回答は、明らかです。そこで・・・「マラドーナとビルビル(Biro-biro)、どちらが上手い?」というキャンペーンが生まれたそうです。ビルビルは、引退したプロサッカー選手ですが、その技術よりも見た目とキャラクターで愛された人。もちろんどちらが上手いかは、言うまでもありません。でも、ブラジル人は、アルゼンチンがイヤなのです。
コカコーラのボトルキャップで投票できる仕組みだったのですが、みんなビルビルを勝たせたくて、えらい盛り上がったようです。

こんなNIKEのロナウジーニョをパクったビデオも作成されました。


ほとんど忘れられていたビルビルは、今もコカコーラのサッカーキャンペーンに登場するほどの人気っぷり。ちなみに現在展開中のキャンペーンは、ボトルキャップにサッカー関連クイズ(「ビルビルは何年コリンチアスのユニフォームを着た?」とか誰も知らないようなネタの3択)があって、友達と勝負しよう、というものです。

0 件のコメント: