2008年2月29日金曜日

RonaldinhoがAmwayと契約

サッカー選手のロナウジーニョがアムウェイ ニュートリライト(Amway Nutrilite)のキャンペーンキャラクターになったそうですね。
オフィシャルサイトで記者発表会の模様と新しいCM、見れます。
http://www.nutrilite.com/
http://www.nutrilite.com/en-us/TeamNutrilite/Athletes/ronaldinho.aspx

サブリナの黒子移植?!

サブリナ・サトー先日の新聞に日系タレントのサブリナ・サトー(Sabrina Sato)のショッキングな記事が出ていたのでご報告を・・・。

彼女は、パニコ(Panico)という、体張って笑いを取る、くだらなければくだらないほど良し、といった趣向の人気番組に出演しているのですが、その中で、おでこのほくろを取るというのです。しかも、それを共演者、Bolaのおでこに移植するという・・・手術は、Dr. Hollywoodの手で3月に行われる予定・・・ということですが、気持ち悪いですよね、ね?

2008年2月26日火曜日

ニーマイヤー設計のMemorial da America Latina

ラテンアメリカ記念公園マップみなさん、お仕事中のところ遊んでばかりですいません。

今日は、地下鉄でラテンアメリカ記念公園(Memorial da America Latina)へ行って来ました。この場所がスペシャルなのは、84,480㎡の敷地内にある全ての建築物が、オスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)氏の設計だということ。「ラテンアメリカの文化連帯の表現」のため、1989年3月18日に開園したそうです。





陸橋から見る会議場公園といってもニーマイヤーらしく、会議場前に椰子の木が並んでいるくらいで、大部分が白いコンクリートに覆われています。

平日の午前中ということもあって、人影もほとんどない中、彼の建築群に囲まれると奇妙な非現実感がありました。



陸橋下のQUACK
陸橋下の柱に、「Quack」というボトクド族(Indio Botocudo)の像なんかを見つけてしまうと、なおさら・・・。


彼の正面には・・・







Maoとsalao
このメモリアルの象徴ともいえる、「手(A mao)」とイベントホール(Salao de Atos Tiradentes)。

ほとんどの建物は、内部も見学できます。



図書館内観中でもかっこよかったのが、写真の図書館(Biblioteca Latino-Americana)。


ギャラリー(Galeria Marta Traba de Arte Latino-Americana)やパビリオン(Pavilhao da Criatividade Darcy Ribeiro)の展示もよかったです。



パビリオン常設展特にパビリオンは、常設で南米の国々の民族衣装や祭りの道具などが見られて、楽しいです。欲しい帽子がありました・・・。

下の写真は、パビリオン内の、"So Fridas"と題されたメキシコ人画家フリダ・カーロ(Frida Kahlo)にインスパイアされたらしいインスタレーション。人形の眉毛つなげてカーロって、ちょっと安直な気もしますけど・・・。

ソ・カーロ展示1ソ・カーロ展示2













建物の写真は、こちらにもあります。
それでは、また。

2008年2月25日月曜日

ブラジルの復活祭 Pascoa

オヴォ・デ・パスコア カーニバルの次に来るブラジルのイベントと言えば・・・パスコア(Pascoa)。英語で言うイースター、つまり復活祭です。2008年は3月23日がパスコアにあたります。

2月半ばに入るとスーパーなどの店頭に、パスコアの時に贈りあうチョコレートで出来たイースターエッグ、オヴォ・デ・パスコア(Ovo de Pascoa)が並び始めます。





ovo de pascoaディスプレイこのオヴォ・デ・パスコアのディスプレイは、ゲート状にするのがお決まりらしく、柱部分や天井部分から、派手に包装されたチョコレートの卵がにょきにょきと生えている感じになります。欲しい人は、それを摘み取ってレジへ。
通常スーパーで見かけるサイズは、ゴルフボールくらいからラグビーボールくらいまでです。
チョコレート卵の中身ですが、だいたいまたチョコレート・・・ですね。たまに、ミニカーとかのおもちゃもあるようですが。




パスコアディスプレイお菓子の会社もこの商戦、力が入っているようです。有名どころだと、ネスレ(Nestle)ガロト(Garoto)ラクタ(Lacta)あたりがキャンペーンサイトも用意してがんばっています。お暇な方は、ゲームもどうぞ。
ガロト:スペースキーを押して、オヴォ・デ・パスコアを集めるゲーム。
ラクタ:矢印キーでオヴォ・デ・パスコアを集めるゲーム。

塩ダラ売り場ところで、パスコアといえば、チョコレート以外にもう一つ、大事な食べ物があります。それは、塩ダラ(bacalhau:バカリャウ)。塩ダラは、ポルトガル人の好物だったことから、今でも北欧から輸入され、ブラジルに定着しています。特にこのパスコアには、家族や友達を招いて、塩ダラ料理を食べたりします。
しかし、料理の苦手な人が初挑戦!と選ぶアイテムではございません。塩抜きの出来ていないバカリャウ料理を出されたパスコア昼食会は、未だに忘れられません。ガラスを食べたら、こんなだろう、という、耐えられない喉の痛みでした。ああ、おそろしやぁ。

2008年2月20日水曜日

タルシラ(Tarsila)の展示会

昨日は、サンパウロ州立美術館(Pinacoteca do Estado)で開催中のタルシラ・ド・アマラル(Tarsila do Amaral)の展示会「Tarsila viajante」を見てきました。

タルシラは、サンパウロ州出身の女性画家(1886-1973)。今回の展示会は、「旅」を切り口に、彼女が活躍した1920年から1931年の作品を集めたものでした。


「人喰い(Abaporu)」(1928)おそらく彼女の作品の中で最も有名な、「人喰い(Abaporu)」(1928)もありました。これは、夫のオズワルド・デ・アンドラーデ(Oswald de Andrade)の誕生日に贈った作品だそうです。この作品がきっかけとなり、オズワルドは「喰人宣言」を発表。「ヨーロッパ文化を真似るのではなく(喰らって消化し)ブラジル独自の形にする」といったムーブメント(Movimento Antropofágico)へと発展します。なお、この作品のタイトルは、「倒した敵の力を吸収するためにその肉を喰らう」と言われているブラジルの先住民、トゥピ族の言葉で付けられています。



「喰人(Antropofagia)」 (1929)しかし・・・彼女の作品の解説は、「自分でもどうしてだか分からないけれど、すっごいモンスターを描いちゃったのよ。多分、子供の頃、カフェ農園で黒人たちに聞いた足の大きい妖怪の話が潜在意識にあったからだと思うけど・・・」てなもの。夫の誕生日にそんな本人が不気味でたまらない、ってものあげなくても・・・という気もしますが。あ、後に2人は別れてます。


でも、その作品が彼をものすごく触発して、しかも20 世紀ブラジル文化のキーワードにまでなったというのですから・・・凡人の感覚をアーティストに当てはめるなってことですかね。


Paisagem com touro(雄牛のいる風景)他にも、旅先、パリとかモスクワのスケッチとかがありました。下記、私の好きだった絵を何枚か・・・。(画像はオフィシャルサイトより。)

"Paisagem com touro(雄牛のいる風景)"(1925)




A Lua (月)
"A Lua (月)" (1928)










ピナコテカの常設展には、MASPで盗難があったカンジド・ポルチナリ(Candido Portinari)の作品、「メスチソ(Mestico)」もあります。そういえば、私が日本にいる間にMASPの盗難事件は解決されたようですね。盗みも早かったけど、捕まるのも早いっ!戻った作品は、セキュリティ強化の上、既にMASPで公開されているのそうです。

そうそう、今回久しぶりに地下鉄で出かけたのですが、ピナコテカの最寄り駅、LUZもなかなか素敵でした。せっかくなのでその写真を・・・。それでは、また。

LUZ駅外観LUZ駅内部

2008年2月18日月曜日

ブラジルの国民的漫画「トゥーマ・ダ・モニカ」と日系キャラ

ブラジルで誰もが知っている漫画と言えば、マウリシオ・デ・ソウザ(Mauricio de Sousa)氏作の「トゥーマ・ダ・モニカ (Turma da Monica:モニカの仲間たち、といったような意味)」。モニカ、セボリーニャ(Cebolinha)、カスカォン(Cascao)、マガリ(Magali)の4人の子供を中心としたほのぼのしたストーリーです。

新聞の4コマ漫画として、自分の娘、モニカ嬢にインスパイアされて63年から書き始めたそうですが、今や娘さんも47歳・・・。そして、この漫画は、小冊子、テレビアニメ、映画、テーマパーク、おもちゃ、衣類、それにあらゆるグッズ となってブラジル中にあふれています。

ちなみに、モニカはいつもうさぎのぬいぐるみを持っていて、背が低くて、出っ歯で、いばりんぼう、喧嘩っ早い・・・けど憎めない、というキャラです。 父親に名前ママでそう描かれるのってどうなんでしょう?なお、現在72歳の作家には、10人の子供と12人の孫がいますが、他のキャラの多くも家族からインスパイアされているそうです。


さて、そんな大人気の「トゥーマ・ダ・モニカ」に、この度、日本移民100周年の記念マスコットとして、日系キャラが2人加わりました。その名もチカラ(Tikara)とケイカ(Keika)。チカラくんは先月から、ケイカちゃんはつい最近、チカラのガールフレンドとして誕生したそうです。以前この漫画に、目が細くて、ポルトガル語をしゃべらず、空手の強い、ハローキティの服を着た日本人の女の子が出てましたが・・・今回は、男の子もピアスだし・・・でもなんか柔道しそうな感じですが・・・まあ、どんな活躍をするのか楽しみです。



オフィシャルサイト:Portal da Turma da Monica
http://www.monica.com.br/index.htm

日曜日のサン・ベント聖堂

教会正面写真 日曜日は、朝10時からサンパウロ・サン・ベント修道院(Mosteiro de Sao Bento de Sao Paulo)のミサに行ってきました。
別にカトリックになったわけではなく、ここのグレゴリアン・チャントがすばらしい、と友人に勧められたからです。
ステンドグラスの美しい教会で、大勢の人がつめかけていました。

教会タワーステンドグラス











でも・・・やっぱりミサですね。パイプオルガンとよく響く歌声はすてきでしたが、メインじゃないんです。当然ですか。でも、行くまで気がつかなかったんですわ・・・。祈りを捧げる人々に囲まれ・・・微妙でした。前日、映画"There Will Be Blood"を見たばかりだったので、なおさら。

サン・ベント←サン・ベント

2008年2月15日金曜日

ブラジルのソーシャルクラスについて

こんにちは。 今日は、ソーシャルクラスについて少し書いておこうかと思います。
日本だと貧富の差、というものを日常的にはそれほど意識しないかと思いますが、ブラジルではかなり目に付きます。もちろん生活の中でも感じるのですが、広告などの仕事だと、ターゲットを絞る際に、このセグメントがいつも出てきます。
ソーシャルクラスは、月の所得額を基準に、大きくA, B, C, D, Eに分けられます。例えば、手元にある資料、ちょっと古いのですが2006年調べの2005年のものだと、下記のようになっています。

個人の平均所得

クラス  月収     対最低賃金額   %
A    R$ 2,575.00   8.6 倍     9%
B    R$ 1,279.00   4.3 倍     29%
C    R$ 655.00    2.2 倍     36%
D    R$ 393.00    1.3 倍     24%
E    R$ 248.00    0.8 倍     2%

2005年の最低賃金額(Valor Salário Mínimo)はR$300.00。
ちなみに、3月1日から施行された2008年度の最低賃金額は、2007年のR$380.00から9.2%アップし、R$415.00(約US$ 245)です。

家庭での平均所得をベースにしたデータもありますが、人口の割合は変わりません。

手元の資料だと、クラスAとBは、更にA1, A2, B1, B2と分類されています。
広告のターゲットだと、例えば高級な商品は、AAA限定、とA, Bは更に細かく分類することもあります。

クラス  月収     対最低賃金額   %
A1   R$ 3.268,00   10,9倍    3%
A2   R$ 2.293,00    7,6倍    6%
B1   R$ 1.597,00    5,3倍    12%
B2   R$ 1.065,00    3,5倍    17%

で、実際どんな人がどれくらい稼いでいるかといいますと・・・2005年の高収入職業のランキング(Folha Online)によると、
1位:医療関連(修士、博士): 平均月収:R$ 8.966,07
で、弁護士とかエンジニアとかが続き、
14位:陸軍: 平均月収:R$ 5.039,14
22位:広告、マーケティング(学士):平均月収:R$ 4.199,05
40位:その他文系職業(学士):平均月収:R$ 3.099,10
となっているので、大卒だと、大抵ハイクラス、A1に属する感じです。

まあ、これはあくまで職業の平均なので、大学を出てすぐの人がこの金額を稼げるわけではありません。また、ブラジルは地域格差も激しく、場所によってはなかなかこの金額に達しません。例えば、最も給料の高いサンパウロでも、大卒2,3年目の広告営業だと、月給は2000レアルくらいのようです。
通いのお手伝いさんだと・・・サンパウロで毎日働くと、最低賃金の2倍強くらいの稼ぎでしょうか。クラスCにあたります。
今、ブラジルは景気が良くて、クラスCがかなり増えてきています。クラスCは、ミドルクラスという認識のようです。ただ、まあみんな自分の属しているクラスを基準に考えるので・・・日本からブラジルへ旅行に来るような人からみると、クラスCは貧しく感じるかもしれません。
週末のVEJAにクラスCについての記事があったので、また紹介しますね。今日はこの辺で・・・。
※3月31日改

2008年2月12日火曜日

ブラジルで最も美しいビーチ?ジェリコアコアラ

こんにちは。今日は旅行の話を少し・・・。

ジェリコアコアラビーチカーニバルの休みを利用してまるちゃんと出かけたのが、「ブラジルで最も美しいビーチ」「世界で10本の指に入る海岸」などに選ばれたりしているセアラ州のジェリコアコアラ(Jericoacoara)。確かに抜けるような青空、真っ白な砂丘、青く澄んだ海に湖・・・とすばらしい場所でございました。


ジェリコアコアラ砂浜が、遠いです。夫曰く「天国は遠い」とのことですが、サンパウロから飛行機で通常3時間・・・我々は運悪く、飛行機会社のミスで機内に1時間閉じ込められましたので4時間でしたが・・・プラス、フォータレーザ(Fortaleza)の飛行場から車で4時間半の道のりでございます。この車の道中は、カーニバル真っ最中ということもあり、酔っ払いに自転車を投げつけられる(運転手が上手にかわしましたが)とか、喧騒を避け海岸に下りてきた牛や、盛りのついたロバカップルが横切るのを待つ、など、ただでさえ長いのに更に遅らせるようなこともありました。 また、当然のように、出発後20分でエアコンは壊れました。しかも道中一緒だったもう1組のカップルの男子が運転手と4時間しゃべりっぱなし 、女子は超無愛想、という状況です。ちなみにこのカップルは帰りも一緒だったのですが、どうやら・・・別れたようです。まあ、合わない感じでしたもん。しっかし、砂と海しかない漁村に気の合わない相手とべったり5日間いたらかなり苦痛でしょうねえ。我々は仲良しなので(!)行きの苦労はさておき、とっても楽しく5日間遊びました。いやあ、行ってよかったです。

さて、もう少しジェリコアコアラ(今後は愛称のジェリ、と呼びます)の印象を。
ジェリは、ウィンドサーフィンやカイトサーフィンのメッカとなっていて、ヨーロッパからの観光客が多いところです。なので、ブラジルの「寂れた漁村が観光地になった」系のビーチの中では、ヒッピー色が弱い方だと思います。それでも、もちろんイタリアから・・・イギリスから・・・サンパウロからも・・・気に入ってそのまま住み着きました、という人はかなり多いようです。自由ですね。

砂丘の足跡しっかし、本当に暑いのです。朝っぱらから。前にちょっと書いた映画「砂の家」の舞台に近いところなのですが、まあ、この日差しの中、風に砂が舞う砂丘を旅する、閉じ込められる、というのは、かーなり辛かったことと思われます。ジェリの砂丘は、「移動する砂丘」として知られているのですが、それは、風が砂を動かしていくからです。砂に呑み込まれた村もあるくらい、砂丘たちは動くのです。そんな強い風が吹いているときに砂丘へ行くと、目を開けているのも辛い。また、ぱちぱち全身に当たる砂粒が痛いわけです。

早朝の海風が止む時間・・・早朝ですが、に砂丘に登ると、朝の空を映した浅瀬を寝転んで眺めらたり、暖かく穏やかな海中に遊んだり・・・とゆっくりとした時間が楽しめます。





ラゴアまた、近場の湖も素敵です。ポルトガル語で淡水は、海水に対して「甘い水(Agua Doce)」と表現されるのですが、塩や砂にまみれた後は、それがしっくりとくる嬉しさです。湖中のハンモックに揺られていると、えらく遠くに来た感じがします。
ただ、今は雨季・・・と言っても5日間で15分くらいしか雨は降っていませんが・・・なので、雨季が終わる6月、7月ごろだともっと水が多くて美しいそうです。なので、次回があれば、このベストシーズンに一度訪れたいと思っています。そして、そのときこそ、ウィンドサーフィンかカイトサーフィンに挑戦したいと思います・・・。

下記は、WEB上で見つけたジェリのバーチャルツアーです。

Yuka-chanに見るブラジル美女の基準

みなさま、こんにちは。1週間のジェリコアコアラ(Jericoacoara)旅行から戻りました。この旅行の話は追ってするとして・・・行きの機内で読んだ日本人サンビスタ「ユカチャン」の新聞記事が興味深かったので、すっかりカーニバル気分が抜けないうちに(いい加減にしろという感じですが)お伝えします。

ユカチャンYuka-chan(36)は、今年のカーニバルの活躍で注目を集めているようですが・・・気になった記事のタイトルは、「ブラジルのカーブを持ったオリエンタルのミューズ("Musa oriental com curvas brasileiras")」という、彼女の体形に関するものでございます。
エスタド紙によると、「彼女の体形はオリエンタルの女性には珍しい」ヒップ99センチ、バスト88センチ(ご丁寧にブラジル人サンビスタの体形と比較してあります。ヒップは3センチだけ負けているけど、バストは4センチ勝ってる)、しかもサルバドールに住んでいたため、皮膚もかなり黒い、とのこと。この体形に到達するため、彼女は「1日6回食事をして、10キロ増量した」そうです。
で、Nippo-Brasilサイトのインタビューによると、「サンパウロとリオならブラジル人にひけをとらない体形だと思うけど、サルバドールだとまだ私のおしりが小さすぎるって感じる。もっとヒップが欲しい」らしいです。

ブラジルと日本の女の子の、目指す体形の違いが分かるコメントだと思いませんか?
そう、ブラジルでは、カーブが何といっても大切。しかも「ボリュームのあるおしり」こそセクシーなのです。まあ、だからカーニバルに向けてシリコン手術も盛んなんでしょうねえ。そういえば、サブリナ・サトウ嬢の胸もおしりもシリコン入りだとか・・・。がんばってますよね、なんか。

2008年2月2日土曜日

サンパウロのカーニバル×日本

昨日、TVでサンパウロのカーニバルパレードのライブ中継を見ました。午後11時15分開始で、1チーム1時間以上あるため、3組目で挫折してしまいましたが・・・日本人ならきっと気になる、日系サンビスタ&移民100周年をテーマにしたチーム、Vila Mariaについて、ご報告です。

サブリナまず、エスタド紙が大きな写真を掲載していた日系タレント、サブリナ・サトウ嬢。TVでは、衣装が壊れるというハプニングであんまり踊っている様子が見られませんでした。











サブリナでもこの笑顔。ブラジル娘という感じです。













ユカチャンそして、名古屋出身のサンビスタ、ユカチャン(Yuka Chan)ことスギウラ・ユカさん。2006年のバイアのカーニバルのシンボルに選ばれて以来、すっかり有名です。
今年は、Vila Mariaに属して、ブラジル人を唸らせるサンバを披露しておりました。すごいです。








ヴィラマリアのトロコこのVila Maria。なんと昨晩の出場チームの中で、もう1チームと共に、最高得点を得ていました。どうでしょう?ちょっとセンプ・トウシバのCMを思い出すゲイシャ軍団もいましたが・・・。
そういえば、はいまいち、「いらっしゃいませ!」が聞き取りにくかったです。取り急ぎ、写真をどうぞ。

トロコ上の笠戸丸
鶴に乗った最初の移民船、笠戸丸。

歌舞伎のファンタジア
歌舞伎。

ゲイシャのファンタジアそしてゲイシャ・・・。
傘は日本から輸入したそうです。誇らしげに言ってました。


明日は、いよいよリオのメインパレードが始まります。私はこの休みに夫と旅行へ行ってまいりますが・・・戻ったらまたリオの話もしますね。
(※写真はエスタド紙フォーリャ紙サイトより)

2008年2月1日金曜日

カーニバル2008

皆さま、こんにちは。長々と日本におりましたが、1月末、サンパウロに戻りました。こちらは、すっかりカーニバルムードでございます。

ブラジルのカーニバルと言えば、リオ・デ・ジャネイロが有名ですが、全国的な祝祭です。とはいっても、それぞれの地域で祭りの形に違いがあります。
例えば、リオでは、エスコラ・デ・サンバ(escola de samba)と呼ばれるグループが、テーマに沿ったパレードを会場(サンボドロモ:sambódromo)で披露し、演奏、衣装、踊りなどで得点を競います。一般人は、基本「観る」形になっています。テレビでも放映されますが、やっぱり華やかで見ごたえがあります。

一方、サルバドールのカーニバルは、町中が舞台と化します。トリオ・エレトリコ(Trio Eletrico)と呼ばれるアーティストによる大音量の音楽とダンサーを乗せたトラックが、ブロコ(Bloco)と呼ばれるチーム(チケットを買った人)を引き連れ、踊り続けます。音楽は基本、サンバではなくアシェ(AXE)。この街出身の人気アーティスト、ジルベルト・ジル(Gilberto Gil)とかカリーニョス・ブラウン(Carlinhos Brown)とかイヴェチ・サンガロ(Ivete Sangalo)も登場します。なお、この街では、どこよりも早くから、最後までパーティをしています。気になる方は、ポータルに写真やテーマ曲があります。

ガロの様子また、前に住んでいたレシフェのカーニバルもやっぱり参加型でした。こちらは、チケットを買って・・・というよりも、仲間でグループを作ってお気に入りのブロコに(勝手に)ついて行く、という感じで参加できます。音楽はフレヴォ(frevo)。あっつい中、女子は天使、男子は悪魔・・・なんかの仮装をして人気ブロコ、ガロ(Galo da Madrugada)にくっついてパレードに出た思い出があります。ポータルはこちら




サブリナ写真さて、サンパウロ。こちらは、リオと同じスタイルです。今晩(2月1日)からパレードが始まります。エスタド紙(O Estado de S.Paulo)によると、幕開けは人気日系人タレント、サブリナ・サトウ嬢が大役を務めるチーム、ガビオィス・ダ・フィエル(Gaviões da Fiel)。左の写真(O Globo Onlineより)を見るとあんまり日系って感じはしませんかね。今年は、日本移民100周年なので、日本をテーマにしたものも多いそうです。これは今年だけの楽しみかもしれません。ちょっと見たところでも相当おもしろそうです。例えば、ウニドス・ダ・ビラ・マリア(Unidos da Vila Maria)というチームのサンバの歌詞は、こんな感じです。



ESTRELAS VÃO BRILHAR! (星が輝きだす)
VILA MARIA VAI PASSAR (ビラ・マリアが通る)
IRASHAI-MASE.A ESSE POVO DO ORIENTE(いらっしゃいませ、このオリエンタルな人々)
DA TERRA DO SOL NASCENTE(太陽が昇る国の)

「いらっしゃいませ」と日本語の歌詞を歌いながらサンバ・・・不思議な感じです。後、歌詞の中には、

E VAMOS COMEMORAR
O CENTENÁRIO BRINDAR... SAQUÊ (お祝いしよう、100周年の乾杯、酒だ)と、日本語で「酒」と歌う部分もあります。浅草サンバカーニバルでもそんなのないと思うんですけど・・・・どうなんでしょう?あ、芸者の衣装なんかもあるそうなので、写真も追って紹介したいと思います。

また、リオでは、G.R.E.S.U. Porto da Pedraというグループも日本文化をテーマに取り上げるらしく、オフィシャルサイトによると、「仏像、侍、忍者、桜の木、招き猫、なんかが登場するよ!」とのこと。下の写真「生け花売り(Vendedor de IKEBANA)」「神戸港のクレーン(Guindaste do Porto de Kobe)」からもなかなか期待できそうです。生け花売り(Vendedor de IKEBANA)神戸港のクレーン(Guindaste do Porto de Kobe)












今年の私は残念ながら、テレビで鑑賞ですが・・・またおもしろいことが見つかれば、続報、お届けしますね。