ブラジルのカーニバルと言えば、リオ・デ・ジャネイロが有名ですが、全国的な祝祭です。とはいっても、それぞれの地域で祭りの形に違いがあります。
例えば、リオでは、エスコラ・デ・サンバ(escola de samba)と呼ばれるグループが、テーマに沿ったパレードを会場(サンボドロモ:sambódromo)で披露し、演奏、衣装、踊りなどで得点を競います。一般人は、基本「観る」形になっています。テレビでも放映されますが、やっぱり華やかで見ごたえがあります。
一方、サルバドールのカーニバルは、町中が舞台と化します。トリオ・エレトリコ(Trio Eletrico)と呼ばれるアーティストによる大音量の音楽とダンサーを乗せたトラックが、ブロコ(Bloco)と呼ばれるチーム(チケットを買った人)を引き連れ、踊り続けます。音楽は基本、サンバではなくアシェ(AXE)。この街出身の人気アーティスト、ジルベルト・ジル(Gilberto Gil)とかカリーニョス・ブラウン(Carlinhos Brown)とかイヴェチ・サンガロ(Ivete Sangalo)も登場します。なお、この街では、どこよりも早くから、最後までパーティをしています。気になる方は、ポータルに写真やテーマ曲があります。


ESTRELAS VÃO BRILHAR! (星が輝きだす)
VILA MARIA VAI PASSAR (ビラ・マリアが通る)
IRASHAI-MASE.A ESSE POVO DO ORIENTE(いらっしゃいませ、このオリエンタルな人々)
DA TERRA DO SOL NASCENTE(太陽が昇る国の)
「いらっしゃいませ」と日本語の歌詞を歌いながらサンバ・・・不思議な感じです。後、歌詞の中には、
E VAMOS COMEMORAR
O CENTENÁRIO BRINDAR... SAQUÊ (お祝いしよう、100周年の乾杯、酒だ)と、日本語で「酒」と歌う部分もあります。浅草サンバカーニバルでもそんなのないと思うんですけど・・・・どうなんでしょう?あ、芸者の衣装なんかもあるそうなので、写真も追って紹介したいと思います。
また、リオでは、G.R.E.S.U. Porto da Pedraというグループも日本文化をテーマに取り上げるらしく、オフィシャルサイトによると、「仏像、侍、忍者、桜の木、招き猫、なんかが登場するよ!」とのこと。下の写真「生け花売り(Vendedor de IKEBANA)」「神戸港のクレーン(Guindaste do Porto de Kobe)」からもなかなか期待できそうです。


今年の私は残念ながら、テレビで鑑賞ですが・・・またおもしろいことが見つかれば、続報、お届けしますね。
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