2008年4月28日月曜日

フリーマーケット&ブリチヤシのアクセサリー

教会 サンパウロでは、週末、様々な露店市が開催されています。今回訪れたのは、ピニェイロス(Pinheiros)地区のベネヂト・カリスト広場(Praca Benedito Calixto)。教会前の広場に、毎週土曜日の9時から19時は、骨董品、アクセサリー、洋服、レコード、家具などいろんな物を売るスタンドが並びます。

露店市食べ物もありますし、サイトによると、午後2時半から6時までは、ショリーニョ(Chorinho:リオ生まれの大衆音楽。様々な種類や大きさのギターやフルート、パーカッションによって演奏される柔らかなインストルメンタル音楽:駐日ブラジル大使館サイト参考)の演奏もあるようです。そういえば、カポエイラ(Capoeira)をやっている時もありました。

楽器の店そうそう、この辺りは、前の職場の近くなのですが・・・この広場の周りのお店もなかなか素敵なので、時間があれば、市だけではなくそちらも覗いてみてください。私がよくお昼を食べた回転寿司屋や伝統的な飲み屋なんかもあります。

ブリチの店また、 広場横には、屋内の市もあります。こちらは、洋服、石鹸、靴、アクセサリーなど、手作りの品が並んでいます。
前に紹介した金色の草(capim dourado)のお店に加え、ブリチヤシの繊維(Palhas de buriti)で作ったアクセサリーの店も出ていました。

ブリチヤシのアクセサリーブリチヤシは椰子の木の一種。お店の人によると、北東伯にて、この植物の幹から繊維を採取し、紐として加工。サンパウロにて、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーにデザインしているそうです。
なんと既にカナダのサイトでこちらのポーチを販売しているようですが・・・エコの流れで、ブリチブーム、来るのでしょうか?注目です。

2008年4月27日日曜日

港町Santos日帰り旅行

木曜日は、朝からサンパウロ近郊の港町、サントス(Santos)へ行ってまいりました。移動は、バスも考えたのですが、シルヴィノさんのタクシー貸切に落ち着きました。現地移動もあるので、最初に交渉できるなら、バスよりもタクシーがお勧めです。(R$200.00+高速道路代R$15.00+チップでした)
すっごくいい天気!で、サンパウロを出るのは気持ちよかったです

サントスのビーチ サントスのビーチは、貿易港ということもあって、あんまり海水浴向けではないようですが、よく整備されています。
お友達もすっかりくつろいで・・・写真のような紐ビキニで日光浴・・・







ビーチの木陰というのは、冗談で・・・かわいいワンピース姿でした。


ビーチ以外で、楽しみにしていたのは、地球の歩き方によると、「6000種類のランが集められ、世界有数のコレクションを誇る」ラン園。
・・・でも、ランの季節ではなかったようで・・・その場で見たのは、大量のカメでした・・・。






カメカメ












ペンギンまた、別の動物との意外な出会いといいますと・・・水族館のペンギンでしょうか。他の水槽は、スペースにかなり余裕があるように見えたのですが、何故かペンギンだけは、出口付近にものすごい密度で生息していました。

・・・なんでブラジルの港町で大量のカメとペンギン・・・という感じですよね。いや、他にもいろいろ見たんですよ。
その辺りは、4travelにアップしてありますので、興味があればどうぞ。

ブラジルのソウルフード、フェジョアーダ

あっと言う間に、日曜日。お客様も今日、帰国してしまいます。長旅は大変ですが、帰るとおいしい和食が食べられる・・・羨ましい限りでございます。
いろいろ一緒に観光できて楽しかったです。せっかくなので、今週見たものの中から、このブログでまだ取り上げていない話題をピックアップして紹介しますね。

フェジョアダまずは・・・ブラジルを代表する料理、フェジョアーダ(feijoada)について。もともとは、アフリカから連れて来られた奴隷が考案した、残り物の肉・・・内臓とか耳とか足とか・・・を豆と一緒に煮込んだ料理、だそうですが、今じゃすっかり全国民に浸透しています。肉も、耳とかが入ったものは少なくて、ベーコン、豚や牛の干し肉・燻製肉、リングイッサ(Linguiça)と呼ばれるソーセージあたりがポピュラーです。


フェジョアダ盛り付けサンパウロでは、水曜日と土曜日がフェジョアーダの日。レストランでもその日のランチに並んだりします。もちろん専門店もあって、名前の知れたお店では、かなりお高いものとなります。その場合は、大抵食べ放題の形式で、アペタイザーのビュッフェに高級食材が並ぶようです。で、カイピリーニャ(caipirinha)続いて→赤ワインなんかと一緒に長々と食したりします。料理自体が重いので、酒も入ると、とても午後仕事できないと思います。 なのになんで水曜にも食べるんでしょうか・・・。

地域差もありますが、通常、フェジョアーダと一緒に食べるのは、ご飯、コウヴィ(couve: 英語だとカラード・グリーン(collard green)と呼ばれるケールに似た葉っぱ)の細切りのにんにく炒め、サルサ、オレンジやバナナの輪切りあたりでしょうか。我が家では食べませんが、豚の皮を揚げた物とか、揚げバナナとかもポピュラーなようです。

食卓家で作るのが安上がりでおいしいと思いますが、サンパウロで気軽にフェジョアーダを食べてみたい方は、量り売りのお店に水曜か土曜に出かけるのがいいかもしれません。中でもお勧めは、「クリスタル・ショッピ」。美味しいですよ。

2008年4月23日水曜日

セー広場とカテドラル

駅から望むカテドラル 皆さま、こんにちは。

今週は、日本からお客様がみえているので、観光三昧です。
本日は、私もこっちに来てから初めて訪れた、セー広場(Praca da Se)とカテドラル(Catedral Metropolitana da Se)を紹介します。






カテドラルセー広場とカテドラルは、地下鉄セー(Se)駅を出るとすぐ目に入ります。セー駅は、赤い線と青い線が交わるセントロの駅、ということで、ラッシュアワーはひっどく混みます。みんなかなりアグレッシブなので、できればその時間帯を避けて観光したいところです。








セ広場で、セー広場は、まあ、椰子の木が並んでいて、暇そうな人がうろうろしている、ブラジルらしい広場です。
写真が今回のお客様。









教会内カテドラルは、「地球の歩き方」によると40年の歳月を経て54年に完成した、というだけあり、なかなか立派です。特にステンドグラスは見ごたえがあります。我々が訪れた時は、ちょうど午後の日差しがステンドグラスを通して射し込んで、カラフルな光が壁に映りきれいでした。








ステンドグラス教会内は、お祈りしている人プラス休んでいる、仕事をさぼっているらしい人々でしずかに賑わっていました。わりと気楽に観光できます。
・・・ですよね?

はい!
このブログにある「持ち物リスト」を頼りに、また、このブログにある「観光地」を片手に、サンパウロにやってまいりました。
彼女のご自宅にお世話になっております。
この日は3日目で、以前このブログに書かれていた東洋人街の後にここに来ました。
(ちなみに東洋人街の駅とこのセー駅は隣駅です)
東洋人街では違法で露店を開いている人たちが、少年の口笛と共に、すごい勢いで店じまいをし、その後をブルドッグのような警官がのっしのしとやってきたのが印象的でした。
この教会の前の広場にある大きな噴水(?水が段々に流れている場所)で洗濯をしたのか、T-シャツがいっぱい干してあるように、並んでいたのも印象的でした。

また機会があったら登場させていただきます。
ではでは。

2008年4月18日金曜日

サンパウロのショッピング

ブラジルで「ショッピング(Shopping)」と言えば、ショッピング・センター/モールのことです。中でもサンパウロのショッピング・センターは、「サンパウロっ子にとってのビーチは『ショッピング』」とまで言われるくらい、買い物だけではなく娯楽の1つとしてなくてはならない存在のようです。
正直、私はそんなに好きでもないのですが、週末ともなると、人気のあるショッピングセンターは、駐車場前に長い列ができるくらい大盛況です。今週のエスタド・デ・サンパウロ紙の小冊子、Guiaはショッピングセンターの特集で、フード・コート(Placas de alimentacao)ランキングを始め、駐車場、トイレ、建築、子供の遊び場、サービスなどいろんな角度から50の施設が検証されていました。パウリスタに人気のショッピングは、だいたいフード・コートランキングの上位に入っているようなので、こちらへ遊びに来る人の参考までに、ベスト15をコメント付でリストアップしておきますね。
  1. Eldorado: Parque da Monica(トゥーマ・ダ・モニカのテーマパーク)を始め、子供の娯楽施設が充実しているらしい。
  2. Villa-Lobos: 長く行ってないですが・・・人気あります。乳幼児フレンドリーだとのこと。
  3. Iguatemi: ティファニーとかヴィトンとかも入った高級ショッピングセンター。ここに入っているイタリアレストラン、ジェロ・カフェ(Gero Caffe)は旨い!
  4. Morumbi
  5. Center Norte
  6. Analia Franco
  7. Shopping ABC
  8. Bourbon Pompeia:今年の3月末にオープンしたばかりのショッピング。最近前を通ったら、駐車場前に車の列が・・・。
  9. Ibirapuera
  10. Higienopolis: 犬フレンドリーなことでも有名。クリスマスの飾りつけが華やかでした
  11. Market Place
  12. Plaza Sul
  13. SP Market
  14. Paulista: 年末に改装したうちの近所のショッピング・センター。大学受験を控えた学生が多いとか(塾が近くにいっぱいあるので)
  15. Jardim Sul
<※2013年版はこちら

2008年4月14日月曜日

ブラジルの母親(両親)学級

助産師の説明こんにちは。すてきな週末でしたか?

私たちは、土曜日、病院で開催された両親学級(Curso de maternidade:Curso de Orientacao ao "Casal Gravido")に行ってまいりました。朝の9時から1時間強の昼食時間を挟み、夕方5時までのなっがーいクラスで、えらく疲れました。
参加者は、大体30代前半と見受けられる夫婦が20組弱。妊娠後期の人が対象のため、座っている間はそうでもないのですが、トイレ休憩なんかでみんなが立ち上がると、やたら圧迫感がありました。

助産師の説明2講師は、この道40年とかいう、助産師の女性。午前中は、「子供が産まれるまで」ということで、どんな症状が出たら病院に行くべきか、とか出産オプションの説明などでした。机の上に寝転んで、自然分娩のデモをしてくれたのは・・・迫力ありました。ちなみに日本が世界で一番自然分娩が多いのに対し、ブラジルは、帝王切開が世界一多いそうです。私設の病院へ行くお金のある女性は、普通に産める場合でも、決めた日にちに痛みを感じず産む、という選択をすることが多いとか。なお、自然分娩の場合もほぼ100%無痛分娩だそうです。で、夫が立会う場合、なぜか大抵麻酔の時に失神するそうで・・・この病院では、麻酔時には夫は席を外す、という流れになっているようです。
午後は、授乳方法や風呂の入れ方の説明でした。まあ、ほとんど質疑応答で面白いエピソードの披露とかになってましたが・・・。
このクラス、いろいろためになりました。でも、最も印象的だったのは、講師のトークの上手さかも・・・。

2008年4月11日金曜日

Melissaギャラリー

メリッサ・ギャラリー・ファサードブラジルのサンダルで、ハワイアナス(Havaianas:こちらでは「アヴァイアナス」と発音)に次いで、有名なのがメリッサ(Melissa)でしょうか。
今日は、オスカーフレーリ通り(Rua Oscar Freire)にあるメリッサのフラッグシップショップ、メリッサ・ギャラリー(Galeria Melissa)へ行って参りました。こちらのファサードは、シーズンのコレクション毎に変わるそうです。こっちに来て、始めて見たときは、カラフルな縞々で、かなり印象の違うものでした。


内装もかなり好みです。
メリッサ店舗内装メリッサ店舗内装2











このお店もそうですが、商品も最近は、いろんなアーティストとのコラボがあります。私は、履きやすさ&お手軽価格に加え、いろんなデザイナーと組むメリッサのコレクションがかなり好きです。

ちなみに今回私が買ったのは、ブラジルを代表する若手デザインナー、カンパナ兄弟(Fernando and Humberto Campana)のモデル。他にも、デザイナーだとアレクサンドレ・ヘルコビッチ(Alexandre Herchcovitch)とか、ヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood) のモデルもあります。
あと、キャラクター系苦手な私も欲しくなった、星の王子様やワンダー・ウーマンといったモデルもあって楽しいです。

日本も今から暖かくなりますし、メリッササンダル、いいかもしれませんよ。

弁財天・・・あと、関係ないですが、久々に街を歩いたら、リサイクル素材で出来た弁財天に出くわしました。最近、日本移民100周年の関係で、やたら日本的なものが流行です・・・。

2008年4月8日火曜日

抗えない魅力?AXEのチョコレートマン

ユニリーバ(Unilever)のフレグランス・スプレー、AXE(アックス)の新キャンペーンが始まりました。前回のキャンペーンボーイ、ベン・アフレックに代わって、新しい香り「Dark Temptation」の宣伝のため登場したのが、アルゼンチンの代理店によって創られた"Homem-chocolate(チョコレート男)"。 その名の通り、全身チョコレートでできています。
CM:

ブラジルで、ベン・アフレックより(?)チョコレート男が魅力的だということは、下記のアンケート結果に裏づけされている模様。
---
最も抵抗しがたい誘惑は?
1位:チョコレート(93,3%)
2位:買い物(83,1%)
3位:花束(76,4%)
4位:おいしい夕食 (75,1%)
5位:セックス(73,3%)
(18歳から35歳女性を対象にした調査)
---
AXEテゲリラブラジルでは、早速ティーザーとして、3月末にパウリスタ通り(家の近所)の建物のベランダで40人のモデルがチョコレートマンの部位を食べる(→YouTubeへ)というバイラルキャンペーンがありました。(写真)
プレイボーイ誌と組んで、"Musa Dark Temptation"を選ぶって企画も進行中です。

日本版サイトのキャンペーンと比べると、女の子の好みの差が歴然としますよね・・・。

日本版サイト:
AXE Wake-Up Service    The Axe Effect

ブラジルサイト(ゲーム)
The Dark Temptation Game

2008年4月7日月曜日

ブラジル映画「O Cheiro do Ralo」

cheiro do ralo昨日、第30回サンパウロ国際映画祭で最優秀作品に選ばれた「O Cheiro do Ralo(直訳:下水口の臭い)(英題:Drained)のDVDを見ました。
セルトン・メロ(Selton Mello)が演じるお尻大好きな古品買取屋の兄さんというかおっさんというかが、事務所のトイレの臭いに翻弄されるコメディです。コメディと言っても、お金が必要でどうしようもないものを持ち込む人たちと、その必死さを利用する主人公のやり取りには、なかなかダークなところもあります。
私はかなり好きです。日本で公開しているのかは分からないのですが、機会があれば、是非!

Rita Leeのライブ

Rolling Stoneみなさま、よい週末だったでしょうか?私は金曜の夜、ブラジルロック界の女王、ヒタ・リー(Rita Lee)のコンサートへ行って参りました。会場は、HSBC Brasil。名前が変わっただけで、マリザ・モンチのショーと同じ場所でした。
ヒタ・リーは、今年でなんと60歳!カエタノ・ベローゾ(Caetano Veloso)やジルベルト・ジル(Gilberto Gil)と並ぶ、息のながーい、ブラジルを代表するアーティストです。彼女は、サンパウロ生まれなのですが、会場で、「サンパウロの素敵なものベスト10の7位に入った!」と言っていました。「ちなみに6位はピザだった・・・」とも。
ショウは、夫と息子もギターで参加。しゃべりも力が抜けていて、面白かったです。ヒタ・リーは、ビートルズのカバーCDを出していますが、会場では「日本人がCDに入れるのを禁止したー」と嘆く、"I wanna hold your hands"のフォフォリズムバージョンの替え歌(山羊が逃げたとか言うような歌詞)もやってました。そりゃヨーコ・オノもうん、って言わないだろうなあ、っていうふざけた楽しい曲でした。

唯一、文句を言うとしたら・・・まあ、これは誰のショウでも同様なのですが・・・会場の客の歌声がうるさい!ってことですかね。彼女のおしゃべりへの返事ももーのすごかったですが(例:メンバー紹介でLee:「彼は彼女と喧嘩しちゃって、ちょっとご機嫌斜めなの」客:「私は絶対、怒らない~!私を嫁にしてぇ~!」)、歌が聞こえないーって時は、ちと勘弁してよ、って感じになります。まあ、大抵アタマとサビだけですけどね・・・。

Rita Leeオフィシャルサイト:http://www.ritalee.com.br/index.asp

2008年4月4日金曜日

トロピカルフルーツ「ピニャ(Pinha)」

pinhaこんにちは。
今日は、ピニャ(Pinha)と呼ばれる果物を紹介します。
ピニャは、ポルトガル語で「松ぼっくり」という意味があるので、見た目からそう呼ばれているんだと思います。和名は「釈迦頭」で、更に的確に見た目を表している気がします。でも、英名、シュガー・アップル(Sugar Apple)の方が日本では知られているかもしれません。
熟すると、手で簡単に割れます。スプーンで中身をすくって、種を包む白い果肉を食べます。ちょっとじゃりじゃりする舌触り(だからシュガー・アップルだそうですが)で、とても甘いです。
ちなみに、世界三大美果の1つと言われる、チェリモヤ(Cherimoya)とこのピニャの配合種が、アテモヤ/カスタード・アップル(Custard Apple)だとか。こちらもブラジルで目にします。種が少ないので、ピニャより食べやすいです・・・が、ちょっと高いですかね。なお、世界三大美果の残り二つは、マンゴスチンとマンゴーだとか。トロピカルなものばかりなんですね。

ピニャは割れやすいため、日本に生で輸入されることが少ないそうです。ブラジル、特に北の方へ行く機会がありましたら、是非ご賞味くださいませ。あ、その際は木で熟した大き目のものを選んだ方がおいしいですよ。

CEAGESPの花市

南国の花 お早うございます。

今朝は、珍しく早起きしてCEAGESPの花市(Feira de Flores)へ植木を買いに行ってまいりました。




花市花市は、毎週火曜と金曜の朝5時から10時半にかけて開催されます。約1100軒の売り手が並び、花屋さんだけではなく、一般人も卸価格で植木や切花を買うことができます。





蘭この市の魅力は、価格だけではなく、いろいろな種類の花・・・特に、蘭が見られることだと思います。
写真のような小さな鉢に入って売られているのですが、見たこともないような珍しい蘭には、かなりの価格がついています。ここの蘭を見る度に、私の好きな映画「アダプテーション(Adaptation)」を思い出します・・・。


盆栽生花を作る仕事に従事する人には、日系人が多いので、日本語の通じるお店もあります。日本の農家のおばあちゃん、てな感じの人を見るとなんだか和みます。
あと、トロピカルな盆栽なんかもあって、なかなか面白です。







家今回、アパート内に置く観葉植物を買うのが目的だったのですが、ついつい切花を大量購入してしまい、家中、また花だらけです・・・。







2008年4月2日水曜日

ブラジルのミドルクラスClasse Cの台頭

こんにちは。
4月2日号のVejaにブラジルのソーシャルクラスに関する興味深い記事がありましたので、ご紹介します。BRICSだ、景気がいいだ、と言われているブラジル。ここ2年で2000万人が貧困層(クラスD、E)を抜け出し、ミドルクラス、クラスCに入るそうです。

以前にも少しソーシャルクラスについて書きましたが、この記事によると、
クラスA&B:人口の15%(2800万人)
       :所帯月収平均 R$2217(約127,000円*)
クラスC:  人口の46%(8620万人)
       :所帯月収平均 R$1062(約60,950円*)
クラスD&E:人口の39%(7290万人)
       :所帯月収平均 R$580(約33,300円*)
とのこと。
(*4/2Exchange-Rates.orgにて換算 )

1家族の月収額から想像がつくように、「クラスC=ミドルクラス」と言っても、日本人が想定するミドルクラスの生活とは、かなり違いがあるかと思います。紹介されていた具体例は・・・クラスCの

  • 3人に1人が銀行口座を所有
  • 4人に1人がクレジットカードを所有
  • 5人に1人がパソコンを所有
  • 20人に1人がブロードバンドでインターネットにアクセス

したいこと、としては、

  • 家電を買う
  • 家をきれいにして家具を買う
  • 携帯電話を取り替える
  • 旅行

がリストアップされていました。ちなみに携帯は、クラスCにもすっかり浸透しています。給料のほとんどを携帯の通話費に使う、というメイドさんも多いと聞きました。まあ、こっちの人は、すっごくおしゃべりですからね・・・。

で、クラスCが元気がいいことを示す数字として、

  • ブラジルで販売されたパソコンの10台に4台はクラスCが購入
  • ブラジルの携帯電話の10ラインに4ラインはクラスCが使用
  • クレジットカードの取引の10回に7回はクラスCによる

などが挙げられていました。

そういえば、以前仕事をしていた会社(デジタル広告代理店)の社長も、やたら「クラスCを取り込むサイト」の意義を示すデータを企画書に盛り込むように言ってました。クラスCを対象に、スーパーマーケットのサイトに関するグループインタビューをしたこともありました。オンラインショッピングを試したことがないクラスC20人を対象に、20レアル分サイトから購入してもらう、というものでしたが、かなり盛り上がったようです。1人だけ、「割れたのが届かないか確かめるために、卵を買う」という方がいたのが印象的でした。
今後、ますますクラスCにアピールする・・・言葉遣いとかナビゲーションとか・・・サイト作りも増えることでしょうね。でも、代理店で働くハイクラスの人にそのアピールするポイントって分かるんですかね。

2008年4月1日火曜日

移民博物館(Memorial do Imigrante)

移民博物館 皆様、お元気ですか。
今週末は、移民博物館(Memorial do Imigtante)へ行ってまいりました。この博物館の建物は、1887年から1978年までサンパウロのサントス港に到着した移民を一時的に収容した施設(Hospedaria de Imigrantes)として使われたものです。現状は、庭も広く、なかなか素敵な場所です。



カフェポスターこの頃移住した多くの人々は、奴隷制が廃止されたこともあり、まず、コーヒー農園で働いたようです。当時の町並みや生活が、再現されている部屋があります。

また、日本も含め、70国以上の国々からの移民が登録されているそうです。こちらは、データベース化されていて、苗字と到着した年で検索可能です。





移民ニューヨークのエリスアイランド(Ellis Island)みたい・・・と思いきや・・・まあ、比べるとかなり軽いです。

・・・人形でも、各国からの移住があったことが表現されています・・・。



貸衣装当時の衣装を着て施設を周ったり、写真の撮影もできます。家族連れだけではなく、大人でも結構、着ている人いました。









路面電車更に、短い距離ですが、当時の路面電車(bonde)や蒸気機関車(Maria–Fumaca)が牽引する移民列車(日曜、祝日のみ運行)に乗ることもできます。
ええ、嬉しがりなので、もちろん両方乗らせていただきました。




移民列車移民列車は、ボランティアの車掌さんが、新聞売りとか、当時の到着の掛け声とかを真似てくれます。なかなかの役者で、平日の仕事が気になります・・・。