2008年6月5日木曜日

日系移民がブラジルにもたらしたもの100選

週刊誌「Veja」6月4日号の特集は、日本人移民がブラジルへもたらしたものをアルファベット順に100点紹介する、というものでした("De A a Z 100 Legados Japoneses")。そこからカテゴリー別に、興味深いものを紹介しますね。

まずは、食べ物。初期日系移民のほとんどが農業従事者だったこともあり、たくさんの野菜や果物が、日系人の手によって広がったことは、よく知られています。中には、日本名がそのまま使われている野菜や果物もあります。例えば、前にもちょっと紹介した柿(Caqui)、カボチャ(Cabocha)、リンゴ富士(Maca Fuji)、ポンカン(Ponca)、モヤシ(Moyashi)などです。でも、最も大きな貢献は、大豆(soja)を大規模に生産できるようにしたことかもしれません。バイア州で細々と家畜の餌として作られていた大豆も、いまやこの国から輸出する農作物の20%を占める規模だそうです。
他の食べ物としては、海外の和食の定番、寿司(sushi)、刺身(sashimi)、豆腐(tofu)、すき焼き(sukiyaki)、日本酒(saque)、焼きそば(Yakisoba)、緑茶(cha verde)などに加え、味の素(Aji-no-moto)、ヤクルト(Yakult)、インスタントラーメン(Ramen"Miojo")と言った商品が、リストに入っていました。
アメンドゥイン・ジャポネーズパステルまた、日本ではそんなに定番でもなさそうですが、「日本ピーナッツ(Amendoim Japonese)」と呼ばれるピーナッツのおつまみや「日本のフライ/市場のフライ(Pastel Japonese/Pastel de Feira)」と呼ばれる揚げ物も、日本人が広めたものとして挙げられています。これらは、ブラジルによーく浸透している食べ物です。

次は、習慣やスポーツで興味深いものをリストアップ。じゃんけん(pedra-papel-tesoura)、コスプレ(cosplay)、野球(beisebol)、公文(Metodo Kumon)、ラジオ体操(Radio Taisso)など。コスプレは、前回の大会は、8万人が参加、とかいう人気、ラジオ体操も1万2千人がCDを聞いて行っているそうです。

それから、物だとぞうり(Chinelo de dedo, sandalia japonesa)。日本でもソニプラなんかで夏売ってたハワイアナス(Havaianas、こっちだと「アヴァイアナス」と発音)のもとになったんですよね。なのに名前は「ハワイ」を冠しているのが、なんだかなぁ、という気もしますけどね。

後・・・気になったのは、秋田犬。目が軽くひっぱられていて(日本人みたいに)、必要なときだけ吠える犬として知られているそうです。・・・そうなんですか?

とりあえず、こんなところです。うーん、それにしても日系人、すごいなあ・・・。
しかし、さすが100周年。日本から来たものもかなりブラジル化されていて、面白いですね。

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