ブラジルの、ちょいお高めの台所用品チェーン店、スパイシー(Spicy)のサンパウロの店舗では、ちょっとスノッブなお料理教室が開催されています。定員はおそらく20名程度だと思われますが、なかなか人気があるようで、興味のあった「la mar & Shimoのシェフによるニッポ・ペルアノ料理教室」も電話した時点ではキャンセル待ちでした。が、まあめでたくキャンセルが出まして、昨晩、まるちゃんと参加してみました。
お店の2階に設えられたキッチンで料理を習います。キッチンの前に並べられた椅子に座っての参加で、どちらかというとクッキングショーを見る感じです。シェフ、ファビオ・バボーザ(Fabio Barbosa)氏(写真右)がブラジル人らしく、ユーモアを交えつつ楽しくお料理を教えていきます。熱心な生徒からは、がんがん質問が飛んでいました。
ボランティアで手を上げると、実際に調理をできます。参加者は、男の人、それも年配の方がかなり多かったです。女性はそこそこ若い方もいましたが。出会いを求めて・・・だと、微妙なくい違いがありそうな・・・
ある程度料理が出来てくると試食開始・・・それもスパークリングワインと共に・・・で、まあこうなると、みんな立ってキッチンテーブル囲んで談笑で、すっかりパーティーのようになっていました。それはそれで楽しかったのですが、所謂「料理教室」っていう感じではなかったです。
習った(?)料理は、セビチェ(Ceviche)とチラディト(Tiradito)*<*両方とも、生魚をレモンで料理したものですがセビチェの魚はダイス、チラディトの魚は薄い切り身という違いがあるとのこと>のペルー料理2品と、それに日系ペルー風巻き寿司でございます。わざわざ一旦ペルーに渡った日本料理を輸入しなくても・・・という気もしそうですが、このニッポ・ペルアノ・ロール達は既に違う料理と言っても過言ではないのです。
例えば、「セビチェ風巻き寿司(Maki Acevichado)」(写真)は、ホタテの天ぷらとアボカドの裏巻きにツナの刺身を貼付けて、マヨネーズ(キューピー指定!)とニンニクとレモン汁と七味と醤油を合わせたソースをかけたもの。「パワー巻き」は、アボカドではなくクリームチーズが入り、ソースはマヨネーズ&チリ・ガーリック・ソース。「裏巻き・パンカ」は、海老フライを入れて巻いて、ソースにパンカチリペースト、醤油、ワインビネガー、ニンニク、オレガノ、マヨネーズが入ります。他にも別のチリバージョンがあります。そして、上の写真の様に、巻き寿司をバーナーで炙ったりもします。
いや、これはこれで美味しいのですよ・・・。
セビチェは、アナ・マリア・ブラガ(Ana Maria Braga)とオウムのロウロ・ジョゼ(Louro Jose)がホストを務める「Mais Voce」という長寿トーク番組(月〜金毎日1時間半、既に10年目)にシェフが出演して紹介しているビデオがあります。↓
http://receitas.maisvoce.globo.com/Receitas/Peixes_Frutos_do_Mar/0,,REC46639-7773-86+CEBICHE+COM+LECHE+DE+TIGRE,00.html
日本語レシピはこちら↓
材料(4人分):
白身魚(刺身用)一口大のダイス 400g
ホットペッパー(dedo de moca)みじん切り 5g
おろし生姜 5g
ニンニクみじん切り 2g
香菜 4g
ネギ 4g
紫タマネギ薄切り 240g
レイチ・デ・チグレ(Leite de Tigre)** 250ml
レモン汁 2つ分
塩
氷
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**レイチ・デ・チグレ(訳は虎のミルク。虎は、その強さ(二日酔いにも効くらしい)、ミルクは魚を入れると白濁して牛乳みたいだから)
材料
レモン汁 100ml
フィッシュ・ストック 100ml
タマネギ 60g
セロリ 40g
生姜 10g
ニンニク 15g
香菜 2g
ホットペッパー(dedo de moca) 1つ
塩 10g
味の素 5g(オプション)
砂糖 5g(オプション)
白身魚(刺身用)30g
氷
ホットペッパーと香菜以外の材料をミキサーに2分間かける。ホットペッパーと香菜を入れて色が出ないように軽くミキサーをまわす。
冷蔵庫で保管。
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作り方
タマネギとレイチ・デ・チグレ以外の材料をボールに入れる。氷を入れて冷やしながら、魚に味がなじむまでスプーンで混ぜる。
タマネギとレイチ・デ・チグレを入れて混ぜる。
塩で味を調整し、冷たいうちにすぐにテーブルへ!
2010年6月10日木曜日
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