2013年6月19日水曜日

コンフェデレーションカップin Brazilを祝うはずが、デモのテーマになった広告

「ブラジル人は自国でサッカー大会開催、嬉しいに違いない」という世界の想いを大幅に裏切り、大荒れのブラジルですが・・・フィアットやジョニーウォーカーのコンフェデ杯開催に合わせた広告は、公共交通料金値上げ反対>スタジアム建設反対(教育、医療に使え)、汚職政治反対、などを訴えるデモ参加の呼びかけに使われているようです。


フィアットの"Vem pra Rua(通りにおいで)"キャンペーン


プラス
ジョニーウォーカーの目覚めた巨人ブラジルキャンペーン(最後のコピーは”"O gigante não está mais adormecido. Keep Walking, Brazil(巨人はもう眠っていない。キープ・ウォーキング、ブラジル)"


で、こうなってます。

(フィアットのキャンペーン用に)O RappaのFalcaoが歌う"Vem pra Rua/Por que a rua é a maior arquibancada do Brasil(通りにおいで/なぜならストリートは、ブラジル最大の一般席(スタジアムなどの)だから)”と、ブラジル国民はついに目覚めた、政治的にも「巨大な」ムーブメントが始まった(ビデオの最初で、サンパウロのアルキミン州知事が「小さな」政治的動き、と述べるのに対し)、という話です。

Vem Pra Ruaの曲に乗せてデモを映したビデオが多くアップ&共有されています。フィアットは、地上波でこのCMを流すことを止めるそうです(デジタルのみに)。
ちなみにフェイスブックのSPデモ(Passe Livre)サイトはこちら

あと、ブラジル人のCarla Daudenさん作の、なんでブラジルで今、デモが起こっているか(民衆が怒っているか)を英語で説明するビデオは、ポスト後24時間で50万人が閲覧したそうです(現在180万View近くにまでなっています)

世界から観光客もメディアも来て、この注目が集まる段階でね・・・、当然「だから効果的」ではありますが・・・まあ、それぞれいろんな思惑がある訳ですよ、きっと。

参考:Meio & Mensagem "Manifestações incorporam slogans"


英語字幕版でました。

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