2011年10月26日水曜日

パライゾポリス訪問(3:ブラジルのガウディ、エステヴァンさん)

入り口図書館の次は、とうとう「ブラジルのガウディ」ことエステヴァン(Estevão)さんの石の家(Casa de Pedra)。家の主人、エステヴァンさんに「遅いよー」と文句を言われながら(美容院とか図書館とか寄ったもんで)リヴィングに通してもらいました。彼もフラヴィアさんに「例の花瓶に、とうとうぴったりの場所を見つけたんだ」と嬉しそうに報告していて、親しげな感じです。

リビングエステヴァンさんは、バイア州からやってきた庭師。現在の自宅にあった薔薇の木を補強するためにコンクリを塗って、暑くなったからそこに石を貼って、で割れた皿(青いやつ)を入れてみたらいい感じ・・・というきっかけで、26年間、毎日自宅に何らかのオブジェを加えていっているそうです。まさに生活に密着した進行形のプロジェクト!
リヴィングは、まあ家の中なんだけど、全てが石とセラミック(タイルとか皿とかカップとか)に覆われていて、しかも木の根が天井から下がっていたりするので、外に居るような感じです。

奥さん彼は、奥さんと息子さん、娘さんの4人暮らしですが、奥さんが「もう掃除が大変で・・・」と。そりゃあそうです、本当にいろんな物が嵌ってますから。屋上に奥さんと2人で上ったので「どうなんですか、実際?旦那のこのプロジェクト、困ってるの?」と水を向けてみましたが、「すてきだと思うわ」と大変出来た方です。

寝室リビングは、石とセラミックですが、2階は、携帯電話や人形、鞄、時計、ボタンなど、もう本当にあらゆるものがはめ込まれてます。
それから、娘さんの部屋と寝室は、カットアウトした木のパネルが壁中に飾られています。なかなかかわいいです。

きじたっくさんのオブジェがあるので、まあ見飽きません。基本、骨董市で仕入れるそうですが、西洋人の香港旅行記念プレートとか、家族の写真入り飾り皿とか・・・これは、日本からっていうものもあったので教えてあげました。・・・信楽タヌキです。あと、着物の女性の描かれた皿。ちなみに、エステヴァンさんの一番のお気に入りは、キジの絵が描かれた皿だとか(写真)。故郷で子供の頃よく捕まえて食べた楽しい思い出があるからだそうです。「うさぎ追いしかの山〜♪」って感じですね。ね?

屋上ベーベラさんとこも同様ですが、アートを見せてもらってR$10支払います。石の家は、手作りの入場券をくれました。また、ボタンなどが埋め込まれた商品の販売もしてますよ。

メイドインジャパンだと思われるものの写真。

日本の皿たぬき

2 件のコメント:

Aki さんのコメント...

はじめまして!もうすぐサンパウロ歴1年になるものです。こちらでパライゾポリスのことを読み、さっそくツアーに申し込みました。来週行ってきます!いつも興味深く読まさせていただいております^^これからもディープなブラジル情報を楽しみにしております。

Higashi さんのコメント...

ありがとうございます!ツアー、楽しんで下さいね。