今シーズンも通っているテアトロアルファのダンスですが、デボラ・コルカーに続くのは、アクラム・カーン・カンパニー(Akram Khan Company)。主催のアクラム・カーンは、ロンドン生まれのバングラディッシュ系ダンサー/振り付け師で、北インド伝統舞踊カタックダンスの名手なんだとか。
今回見た作品は、最新作の"Vertical Road"。出演キャストはカーン氏自らが、アジア、欧州、中東と世界各地の最前線のダンサーを集めたそうですが・・・本人、出ないんですね!というのも、テアトロアルファでの公演は、前2日が「ヴェルティカル・ロード」、後2日が「グノーシス(Gnosis)」という彼のソロダンスという構成だったのです。んー、なんだか損した気分です。
さて、「現世と霊的世界の間を結ぶ道をモチーフに、思考や洞察の向かう先を描いた」と言う「ヴェルティカル・ロード」。天井から下がる布を突いて文様を描く、という幻想的なオープニング、そして白い粉をまき散らしながら踊る修行僧のような衣装のダンサーたち、布が落ちるエンディングまで、インターバル無しの70分です。美しく力強く、そして東洋的。今シーズンはずっと西洋な感じだったので、なんだかしっくりきました。次回はぜひアクラム・カーン氏の出演作を見てみたいです。
(写真はネットより)
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