今日は、久しぶりに美術展へと出かけました。近所のFIESPで開催中の"Japao: Mundos Flutuantes(日本:浮世)"展です。
江戸時代の浮世絵155点、日系2世のマダレナ・橋本さん(Madalena Hashimoto)の版画、17歳でブラジルに移民したオハラ・ハルオさん(Ohara, Haruo)の写真で構成されていました。日本移民100周年の記念イベントの締めくくり、という扱いのようです。
ベビーカーを押して、てろてろパウリスタ大通りを歩いて行きました。ところが目的地2つ手前の信号あたりから、様子がおかしいことに気が付きました。よりによって、FIESPのまん前でデモが行われているじゃあありませんか!
一瞬、引き返そうかな、とも思ったのですが、やっぱりせっかく来たので行くことに決めました。子供が怖がるから、笛とか吹かないで!メガホン使わないでよ!といった思いを顔にしっかり出して、デモの群集を突っ切り、会場に入りました。ちなみに娘は別に気にもしてないようでした。
・・・入ってよかったです。
浮世絵は、私が今まで見た中で一番数がありました。美人画や風景画だけじゃなくて、東海道四谷怪談の作品もありました。しかも、お客さんが他に誰一人いなかったので(無料なのに!)、近くでじーっくり見ることができました。
それに、オハラ・ハルオさんの写真がなかなか素敵でした。ロンドリーナのカフェ農園での生活を写した白黒写真なのですが、日本移民の生活が、なんだかロマンチックに切り取られています。花を抱えた子供達や、傘を持って梯子から飛び降りる女の子、美しい空など・・・苦しそうな写真が全くないからでしょうか。私は好きです。
この展覧会は、3月1日まで。
2009年2月12日木曜日
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1 件のコメント:
parabéns pelo blogger..
quando der visite o meu
deixe recados..
abraços
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