お疲れ様です。私は職場で一応、プランナーということになっています。ブラジルの広告業界では、営業が企画も行う形から、営業と企画がそれぞれ仕事を分担しよう、という流れになってきています。SINCも例に漏れず、初のプランナーを雇いました。それが私、というわけです。・・・大丈夫なんでしょうか。
まあそんなこともあって、少しは勉強しようと思い、月曜の夜、セミナーに行ってまいりました。Grupo de Planejamento (GP) というブラジルのプランナー非営利団体が、サンディエゴで行われたJay Chiat Planning Awards 2007(アメリカの企画アワード)の報告をする、というものです。GPの会長(ケン・フジオカさんという日系人。FPMの田中知之氏似)が、審査員として参加したこともあって、なかなか面白かったです。
GP: http://grupodeplanejamento.typepad.com/v1/quem_somos.html
今年は、アワードに国際部門ができた初年度ですが、グランプリはイギリスに渡りました。
グランプリ:BBH London、Unileverのアックス・フレグランス・ボディスプレー クリック(AXE Click)。「スプレーすれば女にモテる」を訴求するため、商品名からカウンターという「物」に落とすところまで一環して企画したことが評価されたとのこと。セミナーで使われていた映像はこちら↓
ブラジルからもショートリストに残ったものがあります。
JWT Brazil, Diageo Brazil (Smirnoff)の“Drinks Smirnoff na Copa do Mundo(ワールドカップにスミノフのドリンク)”キャンペーンです。
課題は、アルコール消費が高まるワールドカップの時期、ビールに対抗してどうスミノフのウォッカを売るか。企画内容は、セレソンの優勝を願うサポーターの行動---縁起担ぎ---に着目し、勝利カクテルをたくさん生み出した、というものでした。
2006年、日本もブラジルと同じグループに入っていたので、「サヨナラ」が作られました。
SAYONARA (Japão)
- 45 ml de Smirnoff
- 4 lichias
- 7,5 ml de grenadine
その他のレシピ↓
http://www.xpressonline.com.br/copasmirnoffgaleria.aspx
このセミナーでは、5名のプランナーがスピーチをしました。内容も興味深かったのですが、なんといってもプレゼンが上手いことに感心しました。ブラジルの人は、もともと何を話すにも、えらいドラマティックなのですが、それが効果を発揮して、どんどん話に引き込まれます。唯一残念だったのは、汚い半ケツのカメラマンがステージ前をうろついてたこと。これさえなければ、もっと集中できたんですけどね・・・。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿