「シティ・オブ・メン」に引き続き、麻薬組織が牛耳るリオのファベラを舞台にした映画「Tropa de Elite (英題:The Elite Squad)」を見ました。ファベラが舞台、と言ってもこちらは、取り締まり側、つまり警察サイドを描いたものです。ベルリン映画祭で金熊賞を受賞したこの映画は、周りのブラジル人の評価も高く、ものすごく勧められていた作品です。
監督は、フィクション作品に初挑戦したジョゼ・パヂーリャ(Jose Padilha)、主役は、大人気のヴァギネル・モウラ(Wagner Moura)。さすがドキュメンタリー監督、リオの軍警特殊部隊(Bope:Batalhao de Operacoes Especiais)の内幕や、中・上流の大学生の意識など、すごくリアリティがあります。それは、作品の公開前に、Bopeが「捜査に悪影響を及ぼす」と公開禁止を求めたほどです。なので、まあ、見終わると、重くシビアな現実が残る感じです。それでも、本当に良くできた映画だと思うので、チャンスがあれば、元気な時にぜひ見て下さいませ。
オフィシャルサイト:http://www.tropadeeliteofilme.com.br/
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