2007年8月29日水曜日

ニックネーム

・・・暇です。いいんでしょうか。
まあせっかくなので、ちょっと人の呼び方について書いてみようと思います。
私は元々人の名前を覚えることが苦手なところ、こっちではみんな気分によっていろんな名前の呼び方をするので、更に戸惑います。

基本、職場で初対面でも苗字ではなく下の名前を呼びます。
目上の人だと、名前に男性セウ、女性ドナ、を付け、博士号のあるような人や医者には、男性ドトール、女性ドトーラを付けます。セウ・マリオ、ドトーラ・アナ、など。英語圏だと苗字にミスターを付けたりするところですよね。かなり丁寧なので、相手が呼び捨てでいいよ、と言ったりすることもよくあります。ちなみに私の職場では、社長も名前の呼び捨てにされています。
それからもう少し親しい年上の人には、おばさん、おじさんを意味するチウ、チアを付けます。

で、下の名前は一定のルールで変形します。よくあるのが、頭を取る形です。例えば、マリアナ→マリ、ハファエル→ハファ、ヘイナルド→ヘイ、ダニエル/ダニエラ→ダニ、という感じ。ただ、これは呼び手の都合によってはさらに短縮され、マリアナ→マ、ヘイナルド→ヘ、となります。私の場合は「ヒ」なのですが、最初は自分のことだと分かりませんでした。(Rは単語の頭に来るとHの音になります)

次に、名前の下を取る形。例えば、ジョゼ→ゼ、フェルナンダ→ナンダ、フェルナンド→ナンド、ホベルタ→ベタ、など。日本だと苗字ですが、ワタナベさん→ナベさん、が代表的ですかね。

後は、私にはなぜ?という感じですが、決まっているもの。ベアトリス→ビア、エジネウザ→ニタ、など。まあ、英語圏の名前でもありますよね。リチャード→ディック、ウィリアム→ビルとか・・・。

それから、小さい、という意味をくっつけるもの。日本のちゃん付けみたいなものですかね。(例)ヒカルド→ヒカルジーニョ、ホナウド→ホナルジーニョ、パウラ→パウリーニャ、など。
反対に、大きい、という意味をくっつけるもの。(例)パウロ→パウラオ、マウリシオ→マウリサオ、など。この大小は、親子で同じ名前の時など、よく使われます。

もちろん、おもしろがりのブラジル人なので、ここに普通のあだ名、例えば「めがね」とか「のっぽ」とかみたいなのはいろいろ付けられてます。出身地で呼ぶ人もいますね・・・。

後は、名前を直接呼ばないこともよくあります。例えば、容姿のかっこいい/かわいい人を指す、ガト/ガタ。元は猫の意味です。まあ子猫ちゃん、と訳すほどではないですが。後、かわいい人、のケリド/ケリダ、愛する人、という意味のアモー、友達のアミゴ/アミガ。これらは、まあ、かなり誰にでも使われているようです。例えば、クライアントに対してもうちの会社の人は使ったりしてます。
これらは全て大小あります。

さて・・・例えば会社にバイア州出身のヘナタという女の子がいた場合には、「オイ、ケリダ」「ヘ、ちょっと」「元気?ミニャ・アミギーニャ」「お願い、チア・ヘナチニャ」「ここはバイアナが話して」など相手と状況によっていろいろ呼ばれるわけです。なんで、なっかなか名前が覚えられないのですわ・・・。言い訳ですかね・・・。
こっちの人は名前覚えてもらってないって結構屈辱、というので焦るのですが。かといって、全員をかわいい人、って呼ぶ気もしないんですよねえ・・・正直なもんで。

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