トップは、グルーポ・コルポ(Grupo Corpo)。
残念ながら新作はなく、前半は、レニーニ(Lenine)の作曲で、Triz。後半は、グルーポ・コルポ30周年の作品で、カエタノ・ヴェローゾ&ジョゼ・ミゲル・ヴィズニッキ(Caetano Veloso & José Miguel Wisnik)楽曲担当の Onqotô(2005)です。
(Grupo Corpoサイトより:Triz)
Trizは去年見たばかりだったのでね、もちろん良いのですが、すごい感動はなく・・・世界の始まりを表現した"Onqotô"の方は、ユーモアがあって面白かったです。カエタノの声も私は好きですし、振り付けもグルーポ・コルポらしい気がしました。ビデオはこちら。
2作目は、サンパウロ・ダンス・カンパニー(Sao Paulo Companhia de Danca - SPCD)。3作で、1つ目はミハイル・フォーキンの「薔薇の精(Le Spectre de la Rose)」、2つ目がイジー・キリアーンの「小さな死(Petite Mort)」、最後が、ウィリアム・フォーサイスの「働き合う作用(Workwithinwork)」。これがよかったー。
「薔薇の精」は、ピアノの生演奏も素敵なクラッシックな作品。「小さな死」は、布や剣を使った演出も魅力的な、男女各6名による力強い作品。
「薔薇の精」;パンフレットより
「小さな死」;パンフレットより
でもやっぱり一番面白かったのは、「workwithinwork」かなあ。2人のヴァイオリンの演奏に合わせて行われる即興風の動きがかっこいい(緻密に計算されているらしいのですが)。衣装もステキだったし。
「workwithinwork」;パンフレットより
初回の印象はいまいちだったのですが、毎年、このダンスカンパニーが好きになってきています。
次回は、デボラ・コーカー。楽しみ〜。
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