これが日本だったら、銅メダルをかけて、大いに盛り上がるところですが、まあ、期待値の問題なのか、ドイツに打ちのめされた衝撃が大きすぎて、あまり本気で応援できる人がいなかったようです。
一方、準決勝の対ドイツ戦は、世界の注目を集めました。ソーシャルネットワークの値も顕著で、Meio&Mensagemオンラインの記事によると、Facebookでは、6600万人のユーザーが、ポスト、「いいね!」、シェアという2億ものアクションを起こしたそうです。ブラジルだけでも1600万人が合計5200万のアクションを起こしました。ツイッターでも過去最高の3560万もの関連ツイートがありました。
昨日のニュースエンターテイメント番組「ファンタスティコ」でも紹介されていましたが、ブラジル人のポストは、自国のあまりの結果を皮肉るユーモアの効いたものが多くシェアされていったようです。
「リプレイだと思った。」「ドイツの追加点だった」
「いいゲームだね」
「ごめんね、ジルマ、でも私はユーロで支払ったの」
「我が家では普通の(試合)だよ」(貼付けたノートはブラジル0×ドイツ0)
「対ドイツ戦 ブラジルのプランB」
企業もこの機を逃しません。
ドイツの7点目にアップされたPaddy Powerのポスト
また、スポンサー企業も対応に追われました。
コカコーラブラジル:咽に結び目があるような(咽が詰まった)気持ち
マクドナルドブラジル:マックフライを全部食べちゃったのに、まだBBQソースが残ってるのと同じ気持ち:(
oi(携帯電話会社):フォーカス、ブラジル。まだアルゼンチンに勝てることを忘れないで(結局、オランダが負けて、ブラジル対アルゼンチンは叶いませんでしたが)
そんな中でもエレガントなドイツ企業・・・アディダス。
3位決定戦は、一般にスルーされた感があります。決勝でさえ、いかにも決勝に相応しい試合で、しかもドイツの勝利だということもあり(アルゼンチンではなく)、それほどの話題にはなりませんでした。
ただスポンサーは、ブラジルの敗退後、前向きなメッセージを次々と発信しています。
例えば、コカコーラブラジルは、1950年の「マラカナンの悲劇」(自国開催のW杯決勝で、ウルグアイに逆転負けしたこと)を知るFabio Gonçalves氏を起用。(あの時は、ショックだったけど、その後「父となり、祖父となり、ブラジルが5度目の優勝を飾るのを見た。」若い世代に「ぜったいにブラジルが優勝を飾るところを見られるはずだ」というメッセージを送るもの。ちなみにこちら、JWT作です。
他にも、Sadia、イタウ銀行、ネスレなどが、この負けは忘れて一緒に未来へ踏み出そう、的なメッセージを出しています。
(写真はMeio&Mensagem記事、TecMundoより)
これが好感をもって受け止められているかは、まだ分かりませんが、本日W杯明けの月曜日、なんだか、あっという間に普通です。
そういえば、昨日のファンタスティコのベルリンとの中継で、ブラジルの司会者が「ドイツは時差のため、真夜中ですが、優勝を受けて、今も盛り上がっているはずです!では、現場から!」と繋いだのですが、ベルリンでは「明日は普通に会社があるので、夏休みの学生以外はだれもいません・・・」とレポート。
いやあ、これ、ブラジルが優勝していたら、昨晩は朝まで盛り上がり、今日は1日仕事になりません〜となっていたところなのに。残念なことですね。
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