1976年から1982年まで発刊されていたブラジルの国民的漫画家マウリシオ・デ・サウザの国民的アイドル、ペレのキャラクター、ペレジニョ(Pelezinho: 小さいペレの意味。少年ペレ)が、今月復活することになりました。
声をかけてもらったので、生ペレ見たさに記者発表会に行ってきました。パカエンブースタジオの1室で行われた発表会はさすがに大にぎわい。しかし、一番の感想は、ペレ王、若い!いやー、記者から「その髪の黒さの秘密は?」なんて聞かれていたくらいですよ。1940年生まれってことは、72歳ですよね・・・見えない、見えない。
兄弟のように仲がいいという二人。登場から、「もう、マウリシオにペレジニョが見捨てられてて本当に悲しかったんだよ」とか「今となっては許すけど、当時夢中だった(日系)二世の彼女の相談をしたら、翌週の『ペレジニョ』誌に、ペレジニョの彼女として日本人が登場したのは、恨んだよ」など和気藹々と進行。
ペレ氏が自分のキャラクターの見た目で気に入らなかったところは、父親にバリカンで刈られた、当時珍しかった彼の髪型なんだとか。しかし、マウリシオ氏曰く「そのままじゃん!」と。で、そのままになったらしいですが。
ちなみに、ペレジニョという子供のキャラクターが生まれたのは、「大人だと言えないことも子供だとさらりと言えるから」とのこと。
もちろんコリンチャンスはどう?サントスは?ワールドカップに空港や競技場の整備、間に合うと思う?など会場ではサッカー関連の質問も多数飛び出していました。
このキャラクター、ワールドカップのキャラクターにしたい、と申請したそうですが、FIFAでは、生きている人のキャラクターは使えない、という決まりがあり、許可がおりなかったんだとか。彼らは、アンオフィシャルだけど、このキャラでブラジルワールドカップを盛り上げようぜー、みたいなことを言って記者たちと妙に団結していました。
ああ、今も窓の外で「行けー!コリンチャンス!!」のTV視聴者の絶叫が・・・。この国のワールドカップは、えらいことになるんでしょう。本当に。
(最後の写真は、「トゥーマ・ダ・モニカ」のモデルでマウリシオ氏の長女、モニカさん。現在は、お父さんのプロダクションで版権管理の仕事をしているんだとか)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿