上野さんは、柔道女子63kg級 世界ランキング1位(2012年)、2012年ロンドンオリンピック 女子63kg級 銅メダル、世界柔道選手権大会 優勝2回(2009年、2010年)他にも優勝多数、という経歴の持ち主です。生のオリンピック選手の声が聞ける好機!ということで参加させていただきました。
柔道選手、というと、なんとなくごつくて口べた・・・といった勝手なイメージを持っていましたが(失礼ですよね)、見た目は、しまっていてぜんぜんごつくないし(腕を触った姐さん方曰く「かったいのよぉ!感動したわ〜」)、お話も壇上で笑いを取れるこなれぶりでございました。
何が印象に残ったかと言いますと、1つは、「ブラジル柔道が日本に近いからか、ブラジル選手と一番気が合った」という理由でブラジルに駐在希望を出されたと言うこと。
日本やブラジルの柔道は、欧米に比べて競技というだけではなく、精神鍛錬も大切にするのだとか。日本は非常によく分かるのですが、ブラジルでも精神面を大事にするのですね。知りませんでした。
もう1つは、オリンピックでメダルを取るには、ものすごく多くのことを犠牲にしなければならない、ということ。そうだろうと思ってはいましたが、メダリストの口から出ると、なんというか「やっぱりそうなんだぁ」と。
柔道では、試合当日に体重測定があり、かなり緊張するそうです。落としすぎると体力が減ってしまうし、0.1kgでもオーバーすれば出場できないとなると、調整は相当大変だと思います。選手村でも、ぎりぎりまで、髪を切ったり、廊下を走ったり、薄着になったり、が行われるんだとか。ちなみに下剤はドーピングだそうです。
上野さんも、大好きなお酒を飲まずにがんばったそうです。でも、当時、ご飯を食べられず、金しか見てなかったのに、準決勝で負けてしまったと悔いておられました。でも、そこから姉さん(70kg級柔道金メダリスト)の「メダルを取るのと取らないのでは、違うよ!」という励ましに応えて、敗者復活>銅メダル獲得、を果たしました。いやあ、本当に強い精神も必要なのでしょうね。オリンピック選手・・・改めて、すごいですね。
後は・・・、やっぱりお酒がお好きなこと!いや、柔道ともオリンピックとも関係ないですが。私との唯一の共通点ということで・・・。
柔道選手はお酒が好きな方が多く、試合が終わるとストイックな生活の反動のように、えらい飲んで盛り上がるそうです。この飲み会もなんだかすごそうですね。
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