2013年4月16日火曜日

オリンピックメダリスト上野順恵さん講演会

先週、日本ブラジル商工会議所主催で、三井住友ブラジル保険株式会社の上野順恵さんの講演会が行われました。
上野さんは、柔道女子63kg級 世界ランキング1位(2012年)、2012年ロンドンオリンピック 女子63kg級 銅メダル、世界柔道選手権大会 優勝2回(2009年、2010年)他にも優勝多数、という経歴の持ち主です。生のオリンピック選手の声が聞ける好機!ということで参加させていただきました。

柔道選手、というと、なんとなくごつくて口べた・・・といった勝手なイメージを持っていましたが(失礼ですよね)、見た目は、しまっていてぜんぜんごつくないし(腕を触った姐さん方曰く「かったいのよぉ!感動したわ〜」)、お話も壇上で笑いを取れるこなれぶりでございました。

何が印象に残ったかと言いますと、1つは、「ブラジル柔道が日本に近いからか、ブラジル選手と一番気が合った」という理由でブラジルに駐在希望を出されたと言うこと。
日本やブラジルの柔道は、欧米に比べて競技というだけではなく、精神鍛錬も大切にするのだとか。日本は非常によく分かるのですが、ブラジルでも精神面を大事にするのですね。知りませんでした。

もう1つは、オリンピックでメダルを取るには、ものすごく多くのことを犠牲にしなければならない、ということ。そうだろうと思ってはいましたが、メダリストの口から出ると、なんというか「やっぱりそうなんだぁ」と。
柔道では、試合当日に体重測定があり、かなり緊張するそうです。落としすぎると体力が減ってしまうし、0.1kgでもオーバーすれば出場できないとなると、調整は相当大変だと思います。選手村でも、ぎりぎりまで、髪を切ったり、廊下を走ったり、薄着になったり、が行われるんだとか。ちなみに下剤はドーピングだそうです。
上野さんも、大好きなお酒を飲まずにがんばったそうです。でも、当時、ご飯を食べられず、金しか見てなかったのに、準決勝で負けてしまったと悔いておられました。でも、そこから姉さん(70kg級柔道金メダリスト)の「メダルを取るのと取らないのでは、違うよ!」という励ましに応えて、敗者復活>銅メダル獲得、を果たしました。いやあ、本当に強い精神も必要なのでしょうね。オリンピック選手・・・改めて、すごいですね。

後は・・・、やっぱりお酒がお好きなこと!いや、柔道ともオリンピックとも関係ないですが。私との唯一の共通点ということで・・・。
柔道選手はお酒が好きな方が多く、試合が終わるとストイックな生活の反動のように、えらい飲んで盛り上がるそうです。この飲み会もなんだかすごそうですね。



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