先週の木曜日、例のフラヴィア嬢に誘われサンパウロ南部のジャルディン・ミリアン(Jardim Miriam)地区にある現代美術作家モニカ・ナドール(Monica Nador)さんの住居兼アトリエへ行って参りました。彼女の友人のキューレーター、リタさんも一緒です。このジャルディン・ミリアン地区は、かなり貧しいエリアです。2004年、ここに地域に開いた文化施設Jardim Miriam Arte Clube(JAMAC)を開設するため、モニカさんはなんと、自分の住居まで移しました。彼女は、既にMACでの初個展をはじめ、MAMやマドリッドのアート展にも呼ばれる一流作家なので、まあ、どんな高級アパートにだって住もうと思えば住めたのです。でも、「お金持ちサークルがイヤ」とか言って、ファヴェーラ側のコミュニティにどっぷり使ってアートの力を試す道を選んだわけです。
ちなみに、モニカさんは日本の豊田市でも2008年に壁を塗るプロジェクトを実施しました。在日ブラジル人の子供たちを多いに力づけたようです。
また、昨年、イビラプエラ公園内のブラジル文化パビリオン(Pavilhão das Culturas Brasileiras)で行われた、モニカ・ナドールの「みんなで作る」展示会(Monica Nador: Autoria Compartilhada)は、JAMACの活動を広く伝えたようです。見たかった・・・残念。下のドキュメンタリービデオ、ポルトガル語ですが・・・すてきなのでぜひどうぞ。(つづく)
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