2012年4月24日火曜日

Edificio Bretagne & 建物内プライベートギャラリー


フラビアさんに連れられて、前回モニカ・ナドールさんアトリエでご一緒した、リタさんの住居兼ギャラリーへ行って参りました。この家では、キューレーターの彼女がオークションを中心に収集した現代アートが所狭しと並んでいます。

最近のお気に入りは、Eduardo Srurがブラジリアの国民議会場(Congresso Nacional)前の池に投げた「Arte Salva」の浮き輪だとか。他にも、タルシラなどビッグネームの作品もあり、これらを友人の友人までに、安価で販売するそうです。「Desapego(執着しないの意)」をテーマにしたギャラリーで、リタさんが「禅の心よ」というように、どんな気に入って部屋になじんでいる作品も「これは私の物」ということはなく、好きだと言う方に売るそうです。 


さて、そのギャラリーもすてきでしたが、ギャラリーの入っているアパート「Edificio Bretagne」がまたすばらしい。建築家João Artacho Juradoデザインで、今では珍しくないですが、サンパウロ初のスイミングプール付きアパートとして59年にオープンしたもの。プール、バー、音楽ルーム(ピアノ部屋)、プレイグラウンド、プレイルームと様々な共同施設の揃ったこのアパートは、「ハリウッドスタイル」と称され、60年代には、バスで人々が見学に訪れるほどの目新しいものだったとか。現在も、その魅力は衰えることがありません。



ルーフトップガーデンも見学しましたが、またそこからの眺めがすごい。セントロのコパンビルディングやテハッソ・イタリアビルなんかも見えます。古いアパートは、味があって魅力的だけど、公共施設があんまりないからなあー、と思ってたのですが、こんなところがあるなんて!ああ、とっても羨ましい・・・。

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