2014年10月27日月曜日

記事がマイナビウーマンに掲載されました



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2014年10月24日金曜日

違法選挙ポスターを使ってデザイナー家具を作る方法

日曜の投票に向けて、選挙活動はピークを迎えているようですが・・・「シダージ・リンパ」と呼ばれる屋外広告を規制する法律があるにも関わらず、サンパウロ市内にも、違法におかれた選挙ポスターが溢れています。そのゴミの重量は、250トンにもなるのだとか。リオは更にひどくて、350tだそうです。

で、これを何か良い物にできないか・・・ということで、建築家&デザイナーのマウリシオ・アフダ(Mauricio Arruda)さんが、そのゴミを材料に、テーブル、椅子、ハンガーなどを デザイン。サイトから制作マニュアルをダウンロードできるようにしました。

(オフィシャルサイトのギャラリーより)

「Mobilia Politico」サイトを見て頂くといろいろあるのですが、セルジオ・ホドリゲスの椅子のようなモダン家具と並んでも違和感がないオシャレさです。

どうでしょう?日曜大工で作ってみる?

JWTの施策だそうですよ。






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2014年10月22日水曜日

サンパウロのダリ展

先週の日曜日から、トミエ・オータケ・インスティチュートにて、ダリの展覧会が開催されています。リオでも好評だったというこちら。絵画、写真、ビデオなど200点以上が展示されています。

「奇才」の呼び名が実にしっくりきます


El espectro del sex-appeal (1934)

子連れだったので、じっくり見られなかったのが本当に残念でしたが・・・アリスやドンキホーテの挿絵もあります。

並ぶけど、やっぱり入りたいのは、"Il volto di Mae West"(1934-35)を基にした「Mae West Room 」。
 "Il volto di Mae West"(1934-35)

Mae West lip sofaに座って写真を撮れます。

それから、私が好きだったのは、Flora Dalinaeシリーズ。果物版もありました。




来年1月までですが・・・前回、こちらで開催された草間弥生展の長蛇の列も思い出されますので、興味のある方はお早めにどうぞ!


サルバドール・ダリ展
Instituto Tomie Ohtake
Av. Faria Lima 201 (入り口:Rua Dos Coropés, 88 - Pinheiros - São Paulo - SP)
Tel.: (11) 2245 1900
11h 〜 20h、月曜定休、入場無料
1月11日まで

ブラジル土産にも!カップヌードル&袋麺のご当地フレーバー 

以前も書いたことありますが、日清・味の素アリメントス(有)の明星が、気になります。
(スーパーの袋麺コーナー)

・・・ええ、わざわざ混乱させる書き方をしてみました。「明星 (Miojo)」は、ブラジルでは一般的な袋麺の代名詞として使ってます。日清・味の素アリメントスは、ブラジルで麺類の製造販売を行う日清食品ホールディングスと味の素(株)2社の合弁会社です。


(カップヌードル)

まあ、そんなことより、何が気になるかといいますと、日本人には想像しにくいローカル・フレイバーです。

例えば、カップヌードル、sabor frango com requeijão (チキンとポルトガルのクリームチーズ味)とか、Sabor Costela com molho de Churrasco(ブラジルBBQソースのリブ味)。


袋麺は、Sabor Caldo de Feijao (豆スープ味)、やCremoso Sabor 4 Queijos(クリーミーな4種類のチーズ味)など。


これは、ヘケジャン(チーズ)のやつです。コーンとドライトマトが入ってます。

味は、普通においしいです。ラーメン感はないですが、カップヌードル感はある・・・。

こっちは、豆のやつ。

豆の味がするかは、微妙。豆スープに入れたら、子供に大受けしました。

こっちの人は、スープをすてて、パスタだけ食べますね。4種のチーズのやつとかは、その方がしっくりくるかもしれません。「水少なめで作るクリーミーシリーズ」ですしね。クリーミーシリーズには、ピザ味もあります。

さすが、来年でブラジル上陸、50周年。宇宙にも調理されに飛んでいくそうですが(Nissin - Miojo Mission)、ご当地フレーバーも多い事!
日本のお土産にいかがでしょう?安いし、軽いし、お手軽ですよ。

Akram Khan @ Teatro Alfa(2014)

テアトロアルファ、今シーズンの最後は、アクラム・カーン(Akram Khan)の"DESH"(2011)。前回と違い、アクラム・カーン氏のソロを満喫できました。

(パンフレット)

ダンサー&振付家のアクラム・カーン氏、2012年のロンドンオリンピック開会式のダンスパートの振り付け・演出担当に抜擢され、自らも出演したことで、一気に世界的に有名になったようです。

そんな彼の、バングラデッシュ系イギリス人としてのルーツをたどる、80分インターバル無しのソロ作品がこちら「デッシュ」です。「Desh」は、ベンガル語で「母国」を意味する言葉だとか。

美術・映像演出は、映画「グリーン・デスティニー(Crouching Tiger, Hidden Dragon)」でアカデミー賞を受賞しているティム・イップ(Tim Yip)。

私が好きだったのは、ライトで描かれる、マングローブのジャングルの中を蜂の巣を求めてさまようバングラデッシュのお話に、アクラン・カーンが入り込んで、いつの間にか話の主人公と同化してしまっているシーンと、最後の天井から下がる白いシルクの中を彼が駆け巡るシーン。

テーマ自体も、移民2世の葛藤、両親の文化や国への距離、不理解、探求など、ブラジル生まれの娘を持つ私にとっては興味深い内容でした。
機会があれば、ぜひ。

ところで、検索していて発見しましたが、彼の妻は日本人なんだとか。いろいろな背景を持つ人たちが、違う場所で混ざっていくのですね。


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2014年10月17日金曜日

Vik Muniz氏作の定番ブラジリアンデザート「ロミオ&ジュリエット」

Wallpaper誌のサイトに出ていたこちら。ブラジル人なら誰もが知っているゴヤバダ(羊羹のようなグアバのペースト)と白いチーズを組み合わせたデザート「ロミオ&ジュリエット」。ブラジルを代表するアーティスト、ヴィック・ムニーズ作はドラマチックですね。

サイトより作り方です。まあ見た通りですけど。

Ingredients
fresh white cheese, such as minas
guava paste (goiabada)

Method
In Brazil, goiabada is usually eaten with fresh minas cheese. However, if you can’t source one or both, you could substitute quince cheese for the guava paste and ricotta salata for the cheese. Cut into squares to serve.
 

ヴィックさん@リオのスタジオ

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2014年10月12日日曜日

バイア料理「カルル」に願いを

本日、友人の誕生日を祝う「カルルパーティー」に行ってきました。カルル/カルルー(Caruru)は、細かく刻んだオクラを使うバイーアの伝統料理です。サンパウロのフェジョアーダが水曜、土曜に多くのレストランのメニューに登場するように、バイアでカルルは、金曜日の定番料理だそうです。

我が家は夫がバイアの出身なので、カルルは普通に食べていたのですよ。美味しいけれど、作るのに非常に手間のかかる料理、という認識でした。

 双子の聖人に捧げられたカルル

なので、今回、カルルは、双子の聖人、コズメとダミアン(Cosme e Damiao)に 捧げる料理で、願い事をするとか、そのためにいろいろ細かい仕来りがあると聞いて、驚きました。

この聖人は、カトリックでよく知られる医師の聖人だそうですが、バイーアでは、土着宗教のカンドンブレなどとも混ざり、現在は、ふざけるのが好きだとか子供好きの聖人という認識になっているようです。

また、9月27日は、この聖人の日(Dia de Cosme e Damiao )で、サルバドールでは、人々が街に出て、子どもたちにおもちゃやお菓子を配る習慣があるそうです。(Folhaによると、双子の聖人が、貧しい子供に無償で医療を施したという伝承からの模様 )

主催者のシルヴァナ嬢。カラフルなビーズのネックレスは、この聖人のアイテムだとか。

まず、料理する人の服ですが、黒い服はダメだそうです。それから、カルルと一緒に食べるものは、鶏肉の煮込み、ポップコーン、白いトウモロコシ、ご飯、バタパ(vatapa; バイアの伝統料理)、ファロファ(farofa; マンジョッカ粉を炒めたもの)、黒目豆、ハパドゥーラ(黒砂糖の固まり)。多くがデンデー油と干しえびで味付けられています。

これを、まずはキャンドルと蜂蜜飴と蜂蜜入りのお水と共に聖人にお供え。「お水を聖人が呑む」とのことで、子供がひっきりなしに覗きにきます。

で、7人以上の子供が一斉にその料理を食べます。

願い事を叶える為の7人衆

バイアからお誕生日のお祝いに駆けつけたシェフ

本日のシェフ、イザベルさん曰く、彼女が子供の頃は、逆さに置いた盥の周りに7人以上の子供が輪になって、手づかみでこの料理を食べて、食べ終わるとみんなで歌いながら(歌詞は下)盥を持ち上げたといい、もっと宗教色が強かったようです。

大人用。白いボールがカルルです。

その後、大人も食事するのですが、刻んでいないオクラを引き当てた人が、次のカルルパーティーを主催する決まりなんだとか。

また、願い事が叶った人も、カルルーパーティーを執り行うそうです。このパーティーの威力は大きく、主催者に加え、呼ばれた人も願い事をできるとのこと。
・・・いいことがあったら、私も開催しますね。

ちなみに下記がバイアで浸透しているという双子の聖人の歌。
これでみんなこの聖人が子供だとか、カルル好きとか覚えているのではないしょうか?

Cantigas de São Cosme e São Damião

Ê Cosme, ê Cosme
Damião mandou chamar
Que viesse nas carreiras
Para brincar com Iemanjá

Cosme e Damião
Vem comer seu caruru
Cosme e Damião
Vem que tem caruru pra tu

São Cosme mandou fazer
Duas camisinha azul
No dia da festa dele
São cosme quer caruru
vadeia cosme, vadeia
To vadiando na areia

São Cosme São Damião
Dois meninos quer brincar
Bate palma sereia no mar
Dois dois ele quer adiar
Dois dois ele
brinca no mar

Cosme e Damião
Ô cadê dou
Cosme e Damião
Vem comer seu caruru

Vadeia dois-dois
Vadeia no mar
A casa é sua dois dois
Eu quero ver vadiar

Vamos levantar
o cruzeiro de Jesus
Pro céu, pro céu
Pro céu da Santa Cruz



2014年10月6日月曜日

アロンツォ・キング&アントニオ・ガデス舞踏団@ Teatro Alfa

テアトロ・アルファの公演ですが、今回は、初めて見た2つのダンスグループについてです。


(パンフレットのこの写真だけ見たら、なんだっ?と思いますよね)


1つ目の作品は、サンフランシスコのバレー団、Alonzo King Lines Balletの"Constellation(星座)"(2012)。演出はビジュアルアーティスト、ジム・キャンベル(Jim Campbell)とのコラボレーションで、光と人体の関係を表現した作品です。

ライトとのコラボレーションが新鮮で、幻想的で、素敵でした。

(写真はオフィシャルサイトより)

2つ目は、スペインのフラメンコグループ、COMPAÑÍA ANTONIO GADESの"Fuego(炎)"(1989)。こちら、アントニオ・ガデス氏が存命中にカルロス・サウラ氏と共に、スペインの作曲家、マヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla)の「恋は魔術師(El Amor Brujo)」からインスピレーションを得て作ったと言う作品です。
ストーリーは、冒頭で死んだ恋人が亡霊となり今の婚約者との間を邪魔する、主役の女性は亡霊にも惹かれてしまう、でもお祓いの成果があり、彼女は婚約者と結婚できる、という、分かりやすく、色っぽく情熱的なもの。歌と踊りがまあ贅沢です。

(写真はオフィシャルサイトより)

これまでのダンスは、鍛えた肉体をもつ若者が中心でしたが、さすがフラメンコ。テアトロ・アルファ、ダンスシーズン初?体型の崩れた年配の男女が大活躍です。いい声と気迫が違う。もちろん主役の女性も、すてきでしたが・・・。
アンコール曲もあり、大満足です!

2014年10月2日木曜日

クラウディア誌&グロリア・コエーリョ タイアップライン発表カクテル

最近無精になっていたのですが・・・おつきあいいただける方がいまして、久しぶりに、ファッションイベント行きました。ブラジル最大の女性誌「クラウディア」の53周年記念グロリア・コエーリョデザイン限定商品発表会でございます。


「クラウディア」ですが、月の販売数は、40.6万冊。まあターゲット層も広く、誰もが知っている女性誌なのですよ。そのためか、かなり無難なアイテムが多かったです。

グロリア・コエーリョの通常のブランドは、そんな無難じゃないのですが。
これとか、好き。


めちゃくちゃ着るひとを選ぶ形も多いです。特にイブニング。
自慢できるヘソの方限定で。


 こっちは、谷間とへそを上手に出して。


てんとう虫?あ、いや、おじさんの顔か?

それにしても最近、グロリア・コエーリョのタイアップ企画が妙に多い気がするのですが、どうしたのですかね。53周年ってのも中途半端な・・・。
グロリア・コエーリョは、今年40周年を迎えたトップブランドですが、妙に消費者に歩み寄ってきている気がします。

・・・って、矛盾してますかね。本来のグロリアラインは、値段もデザインも、相変わらず人を選んでますからね。それを支える施策なのかしら・・・。

スナップはこちら:Apparel Web Blog  更新したの、えっらい久しぶりです。