2008年3月27日木曜日

ブラジルの柿(Caqui)

柿 日本は桜の季節ですよね。こちらは、そろそろ秋・・・チリ産のぶどうや梨に加えて、ブラジルの柿もフェイラ(市)やスーパーに並ぶようになりました。
こちらの柿は、caquiと書いて、「カキ(キにアクセント)」と呼びます。と、いうのも、日本人移民がブラジルに広めた果物だからです。
でも、同じ果物とは思えなくて、初めて見たときはびっくりしました。

柿、半分最近、富有(Fuyu)も入ってきたようですが、ブラジルの柿は柔らかくて、どちらかというとトマトみたい・・・なのです。薄い皮に包まれた果物を切って、スプーンですくって食べます。種はなく、ゼリーみたいな食感です。味は柿ですが・・・すっごく甘くてプルプルしてます。


柿、スプーンですくう秋にブラジルへ来ることがあれば、トロピカルフルーツだけではなく、冷やしたこっちの柿も是非、ご賞味くださいませ・・・。

バイア料理:アカラジェ(Acaraje)

アカラジェ 引き続きバイアの話題です。
バイア料理というと、アフリカの影響が強く、チリなどの香辛料が効いたスパイシーなものが多いことで知られています。よく使われる食材は、干し海老、デンデ椰子のオイル(azeite de dende)、ココナッツミルクなどです。
いろいろ名物料理はありますが、今回は、中でもまるちゃんの大好物、アカラジェ(Acaraje)をご紹介します。


アカラジェを揚げる アカラジェは、黒目豆(black-eyed pea / fejao fradinho)の粉で作った団子を、デンデ椰子油で揚げたもの。半分に切って、干し海老、チリソース、サルサ、ヴァタパ(vatapa:パン、カシューナッツ、干し海老、ココナッツミルク、デンデオイルなどが入ったペースト。代表的なバイア料理の一つ)を挟んで食べます。


アバラ かーなーりがっつりきます。重すぎる・・・という方は、蒸したバージョンの、アバラ(Abara)をどうぞ。
でも、機会があれば一度は、揚げたてのアカラジェをつめたーいビールと共に食べてみてくださいませ。



バイアナなお、 バイアでは、このアカラジェやアバラは白い衣装に身を包んだバイアナ(Bahiana)が路上でよく売っています。しっかしバイアナ、ヴァタパ、 アカラジェ・・・と言うと、ドリヴァル・カイミ(Dorival Caymmi) の"Vatapa"、"Voce Ja Foi A Bahia"、"O Que E Que A Bahiana Tem"あたりの曲が無性に聞きたくなります。

あ、・・・そういえば、六本木にアカラジェ・トロピカーナとかいう陽気なブラジル料理屋がありましたね・・・今もブラジル人でいっぱいなんでしょうか・・・。

2008年3月26日水曜日

バイアのビーチ&ベイビー・シャワー

海を臨むプール こんにちは。昨日、まるちゃんの実家があるバイア州サルバドール(Salvador, Bahia)から戻りました。
今回は、まるちゃんの両親が購入したイタシミリン(Itacimirim)というサルバドールから車で北へ1時間ほど行ったところにあるビーチタウンのアパートに基本、滞在いたしました。
・・・いっやあ、いいところでした。アパートは、ブラジルではよくあるコンドミニオ・フェシャド(condominio fechado)という、何件かのアパートや家がゲートで囲われた形式のもの。セキュリティはもちろん、公共エリアに庭やテニスコート、シュハスコ(BBQ)エリアなんかがあります。中でも海岸に面したプールはなかなか素敵でした。

プライア・ダ・エスペラアパートの向かいの海は、波が高くて海水浴には適さないのですが、海沿いを1キロほど歩くと、プライア・ダ・エスペラ(Praia da Espera)というすばらしいビーチにたどりつきます。こちらは、沖にあるさんご礁が波を防ぐので、プールのように穏やか。底も固い砂で、水温もほどよく、クリスタル・クリアな水も背丈位まであって文句の付けようがありません。しかも、人出もあまりないという・・・実にいいところです。

プライア・ド・フォルチアパートを中心にプライア・ダ・エスペラの反対に向かって歩くと、河が流れ込むビーチ、更にその先には、エコ・ビーチ・リゾート、プライア・ド・フォルチ(Praia do Forte)があります。このプライア・ド・フォルチは、ブラジルのビーチタウンの中では相当洗練されています。なんたって、舗装されてますし。また、海亀保護プロジェクト(Projeto Tamar Ibama)施設もあります。実は初めてブラジルに来たとき・・・1998年ですが・・・にもここを訪れているのですが、前よりもずっとおしゃれになった感じです。

海で遊ぶ以外には、我々の誕生日兼ベイビーシャワー(Cha de bebe)というか、おしめシャワー(Cha de fralda)を開催してもらいました。日本と違って、こっちでは子供が産まれる前に、お祝いをする習慣があります。アメリカなんかだと、ベイビーシャワーは女性だけが参加するお祝いという印象もありますが、今回は、サルバドールに住むまるちゃんの親戚一同・・・老若男女40人くらいですかね、が参加してくれました。皆ぞろぞろとプレゼントを持ってまるちゃんの両親の家に集い、夜ご飯を食べつつ談笑・・・という感じでした。ちなみにメニューは、七面鳥のロースト、サルピカォ、3種のタルト(タラ、海老、チキン&カトピリチーズ)、チーズパン、ご飯、ケーキ(3キロはあるはず・・・すっげぇ甘いやつ)てな感じです。プレゼントですが・・・「おしめシャワー」と別称があるように、基本、おしめです。いやあ、大きなスーツケース2つにおしめを詰めて帰ってきましたよ。しかし、全てのプレゼントを開けては、「きゃあっ!かっわいっいぃ~!」と言うのをやらなくってすむ・・・というのは、正直大変助かる話でございました。

休暇のご報告まで。他のビーチの写真は、アルバム:Praia do Forte, Bahia

2008年3月18日火曜日

ブラジル映画「Cinema Aspirinas e Urubus」

このブログも100記事を超えました・・・。

cinema aspirina e urubus 今日は、先日見たブラジルの映画「Cinema Aspirinas e Urubus(直訳は、「映画、アスピリン、ハゲタカ」)」を紹介しようと思います。こちら、ノミネートは逃したそうですが、第79回アカデミー賞ブラジル代表作品でございます。

登場人物は、第二次世界対戦時、戦争への参加を逃れてブラジルに来たドイツ人ヨハン(Johann)と、旱魃の続く、貧しい北東伯の内陸から、よりよい暮らしを求めてリオへ行きたい、というブラジル人ラヌルフォ(Ranulpho)。
まだ映画を見たことがない北東伯の人々に、広告映画を見せて「奇跡を呼ぶ」アスピリンを売って周るヨハンとその手伝いをすることになったラヌルフォの、ゆるーくそして、切ないロードムービーです。
日本では未公開のようですが、そうですね、ブラジルの田舎の暮らしに興味がある方なら一見の価値があるかも・・・というところです。

明日から私は、北東伯のバイアへ行ってまいります。また戻りましたら、そのご報告もいたしますね。
それでは、また。

2008年3月17日月曜日

イピランガ公園&博物館

サンパウロは、最近すっかり涼しくなりました。しとしとと雨の降る日が続いています。

ブラジル独立記念碑それでも週末は、イピランガ公園/独立公園(Parque da Ipiranga / Parque da Independencia)とパウリスタ博物館/イピランガ博物館(Museu Paulista Universidade de Sao Paulo / Museu do Ipiranga)*へ行ってまいりました。
(*/の後は通称)
イピランガ公園には、1922年、ブラジルの独立100周年を記念して建てられたブロンズの独立記念碑があります。記念碑は、1代目ブラジル皇帝となるポルトガル皇太子、ドン・ペドロ1世が「独立か死か」と叫んだシーンで、腹心の兵士ら131体のブロンズ像が並ぶ巨大なものです。


イピランガ川 当時リオ・デジャネイロが首都だったのに、なぜこのサンパウロのイピランガ川(Riacho do Ipiranga)の土手で独立宣言が行われたか、不思議に思うかもしれません。それは、独立支持基盤確立のためサンパウロ州内各地を歴訪していたドン・ペドロが、この地で使者によってもたらされた「本国議会が彼を反逆者と断じ、討伐軍を送ることを決定した」のニュースに奮起したから・・・だそうです。

まあ、一説では、サンパウロに来たのは愛人がいたから、とかこの川のほとりに寄ったのは、下痢のため・・・とか聞きますが、まあ、ブラジルの独立にケチを付けてもしょうがないですね・・・。


ドン・ペドロ1世霊廟ちなみに、この記念碑の下は、ドン・ペドロ1世夫妻(1人目の妻で「国家の母」と愛される、マリア・レオポルディナ・デ・アウストリア(Maria Leopoldina de Áustria)。2人目は多分名前だけ)の霊廟になっています。
ドン・ペドロ1世の心臓は、ポルトガルにあって、体だけこっちに移されているようです。ここで流されているビデオに司教が保存された心臓を恭しく取り出すシーンがありましたけど・・・薄暗い墓の側で見ると、これが怖いんですわ。









イピランガ博物館・・・そのモニュメントから、イピランガ川を背に公園を抜けていくと、立派なパウリスタ博物館が見えます。1895年に開館したこちらは、サンパウロで最も古い美術館だそうです。

地下1階と地上2階の館内を巡ると、近代サンパウロの生活様式を知ることができるようになっています。また、モニュメントの基になった、有名なペドロ・アメリコ(Pedro Americo)の絵画、「独立か死か(Independencia ou Morte)」もあります。



博物館の庭園しかし、展示以上に素敵なのは、その建物と庭園かもしれません。

イタリア人建築家、Tommaso Gaudenzio Bezzi設計のネオ・ルネサンス様式の宮殿の前に、幾何学模様に手入れされたフランス風庭園が広がっています。宮殿の中から静かな庭園を眺めると、ブラジルにいることを忘れそうです。

機会がありましたら、ぜひどうぞ。

2008年3月12日水曜日

折元立身の展示会

MASP 昨日は、久しぶりにサンパウロ美術館(MASP)へ出かけました。というのも、ブラジル日本移民100周年記念の一環として、日本人のパフォーマンスアーティスト、折元立身(Orimoto, Tatsumi)の展覧会が開催されていたからです。
正直、折元さんというアーティストを知らなかったのですが、海外では日本で以上に有名らしく、ブラジルでも91年、02年のサンパウロビエンナーレ(Bienal de Sao Paulo)に参加しています。


Orimotoサイン 会場には、1000枚の写真と160枚のスケッチ、10本のビデオが展示されていました。アルツハイマーと鬱を患う彼の母親との日常をテーマにした作品が大半を占めていた感じです。介護、とかアルツハイマーっていうとちょっと重たいテーマで構えそうなものですが、実際、大量の写真を見ていくと、ユーモアがあって、思わず微笑んでしまうことが何度もありました。
帰宅してから読んだ、下記「TOKYO人権」のインタビュー記事が良かったので、よろしければ。

TOKYO人権 特集1
「介護をパフォーマンス・アートに変えてしまう現代美術のアーティスト」
http://www.tokyo-jinken.or.jp/jyoho/29/jyoho29_tokushu1.htm



MASPサインMaspでは、他にも2つの企画展を行っていました。1つは、ギリシャ神話を切り口に、時代や地域を超えて作品を紹介する「A arte do Mito(神話のアート)」展。もう1つは、イタウ銀行(Banco do Itau)のコレクションから、1911-1980 年のブラジル人アーティストの作品を選出した「O MODERNO NA COLEÇÃO ITAÚ VISITA O MASP」 展。こちらは、最近見たタルシラ(Tarsila)セガール(Segall)の作品や、私の好きな日系一世のアーティスト、トミエ・オータケ(Tomie Ohtake)、間部 学(Mabe, Manabu)なんかの作品もあって見ごたえがありました。

そうそう、常設部分には、盗難騒動のあったピカソ、ポルチナリの両作品、ふっつーに展示されていましたわ。

Tikara & Keikaの新バージョン

チカラとケイカのダンスバージョン以前ご紹介した、マウリシオ・デ・サウザ(Mauricio de Sausa)制作のブラジル日本移民100周年記念キャラ、チカラくんとケイカちゃんのダンス&着物バージョンがあったのでご紹介です。





チカラとケイカの着物バージョンどうですか?
アタシ的には、ケイカがなあ、どーもなあ・・・。

2008年3月11日火曜日

セガール(Segall)の展示会

SESI本日は、Galeria de Arte do SESIで開催中の「SEGALL relaista」と題されたラザール・セガール(Lasar Segall: 1891-1957)の展示会に行ってまいりました。彼は、ブラジル初の近代芸術作品展(1913年)を開いた芸術家として、ブラジルの美術史で重要な位置を占めています。

セガールは、1891年リトアニアの首都ヴェルナに生まれたユダヤ人。ロシアの混乱をのがれて、ドイツで美術を学んだ後、1923年、サンパウロに移住。ブラジル国籍を取得し、1957年に亡くなるまで生涯をこの地で過ごしました。
今回の展示会は、(1)ドイツ時代の貧しい移民や労働者を描いたもの、(2)ブラジルでの新しい生活・・・強い色彩とアフロ文化、また増えていく彼の家族・・・を描いたもの、(3)戦争、ユダヤ人迫害への批判、悲しみを描いたもの、(4)そして晩年の抽象的な風景を描いたもの・・・と時代に沿って彼の作品を見ていける充実したものでした(各時期には、下記写真のような作品がありました)。油彩を中心に、スケッチ、彫刻もありました。

Interior de pobres II (1)Interior de pobres II(1921)










Morro vermelho (2)Morro vermelho(1926)













Pogrom (3)Pogrom(1937)













Floresta ensolarada
(4)Floresta ensolarada(1955)

この展示会は、3月16日までですが、彼の暮らした家が美術館になっているので、興味のある方はどうぞ。

2014年ワールドカップの広告塔はPele?!

ペレ 今日のmeio&mensagemのニュースレターによると、ブラジルサッカー連盟(Brazilian Football Confederation:CBF)の幹部と折り合いが良くないと言われていた「王様」ペレ(Pele)が、2014年ブラジルで開催予定のワールドカップ(Copa do 2014)の広告塔に起用されることになったとか。FIFAの許諾を待って、正式に発表予定だそうです。

2008年3月10日月曜日

ブラジルのカップヌードル

モニカのカップヌードルこんにちは。

以前ご紹介した国民的漫画、「トゥーマ・ダ・モニカ (Turma da Monica)」のカップヌードルを発見しました。味は、肉、鶏、ピザの3種類。食べたことのない、ピザ味をチョイス・・・。






ブラジルのカップヌードル2 赤いです。具はコーンだけです。トマトっぽい香りがします。Fonte de vitamina(ビタミン補給に)とパッケージに書かれているのが、ちょっと気になります・・・。

お湯を注いで3分後・・・


ブラジルのカップヌードル3 麺は細め。オレガノの香りが効いています。味は・・・割とよくある、ピザ風味のスナック菓子とおんなじ・・・ですかね。確かに子供が好きそうです。

なお、Nissinからは、他にも袋麺がたくさん出ていて、ブラジルでもかなりポピュラーです。
ただ、食べ方が日本とは違って、麺を茹でたお湯を捨て、スープのあるラーメンではなく、スパゲッティのような状態で食べるのです。「ラーメン(Lamen)」って一応呼んでいるみたいですが。
中でも「クレモーゾ(cremoso)」というクリーミーなラインは、チェダーチーズ味とか4種類のチーズ味、とかがあって特徴的です。カップヌードルにもクレモーゾがありまして、こっちはボロネーゼ味もあるようです。旨いんですかねえ・・・。

サンパウロの星空

プラネタリウム こんにちは。
大都会、サンパウロで満点の星空が見られる場所と言えば・・・プラネタリウムでございます。日曜日、前々から気になっていた、イビラプエラ公園のプラネタリウム(Planetário do Ibirapuera)へ行ってまいりました。
上映は、土日祝日の15h、17h、19h。280人収容できるそうですが、上映時間前にはかなり長い列ができていました。
私たちが見た日曜の19時の会は、"Planetas do Universo"というタイトルで、サンパウロの春の夜空をベースに、50分間、星座や惑星、新星について解説されるものでした。七夕の伝説も語られていました。南半球は天の川が北よりもはっきりと明るく見えるのに、ブラジルに似たような話はないようです。オリオン座も日本とは逆さまだそうですが、見えます。ちなみに、オリオンの三ツ星は、「Tres Marias(3人のマリア)」と呼ばれ親しまれています。
映像は、7年間の閉鎖期間を経て、2006年9月に改装オープンしただけあって、なかなか見ごたえがありました。まあ、まるちゃんは即効寝てましたけど・・・機会があればどうぞ。

2008年3月7日金曜日

9割の女性が夢中?!Wagner Moura

ヴァギネル・モウラ マリザ(Marisa)という衣料品のチェーン店が、ターゲットの20-35歳、クラスBの女性を「誘惑するため」に俳優、ヴァギネル・モウラ(Wagner Moura)を起用したそうです。調査によると、出演作「Tropa de Elite」がベルリン映画祭で金熊賞を受賞した後、10人中9人の女性が彼を「欲しいもの(objeto de desejo)」として捉えているとのこと。それって結構すごいですよね・・・。バイア出身の俳優で、私が見た映画の中じゃ、「ビハインド・ザ・サン(Abril despedaçado)」(まあまあ)「カランジル(Carandiru)」(かなりお勧め)「デウス・エ・ブラジレイロ(Deus é brasileiro)」(お勧め) あたりに出ていました。愛嬌があってわりと好きですが、「誘惑」ってタイプでも気が・・・どうでしょう?



2008年3月5日水曜日

ガラナ・アンタルチカの広告

ガラナ広告 こんにちは。前回の記事にしたガラナ・アンタルチカ(Guarana Antarctica)、サイトをご覧になった方は感じたかもしれませんが、なかなか広告にも力をいれています。TVや雑誌などでガラナ・アンタルチカを見ない日はないくらいです。
そのレベルは高くて、ブラジル初のカンヌ・グランプリも、こちらのローカロリー版、ガラナ・アンタルチカ・ダイエット(Guarana Antarctica Diet)が、受賞したそうです(1993年、Press Lions、DM9)。
さっき知ったので補足まで・・・。

アマゾンのエナジー・フルーツ「アサイー」&「ガラナ」

こんにちは。今日は、アサイー(Acai)というアマゾン原産のヤシ科の果物をご紹介したいと思います。

アサイ日本でもヨーグルトやジュースになっているのを見かけたので、ご存知の方もいるかと思いますが、やたら栄養価の高い紫色の果実です。ブラジルでもビーチのある観光地では、必ずといっていいほどアサイーをメニューに載せたカフェやスタンドがあります。
大抵冷凍のアサイーパルプ(果肉)をシロップと一緒にミキサーにかけて出すのですが、飲み物というより、シャーベット状で、皿に盛られたものをスプーンで食べるのが一般的です。昨日入ったジュース屋でも全身刺青のごっつい兄ちゃんが「バナナ追加!」とか言いながらこのアサイーシャーベット食べていました。
ちなみに私が好きなのは、シロップはごく少量にして、バナナとイチゴとシリアルを乗せたバージョンです。暑くて食欲がない、なんていう時も、かなり元気になります。サンパウロは都会なので、既にシャーベットになったものがこじゃれたスーパーに売っていたりもします(写真)。


ガラナ果実あと、アスリートは、更にこのアサイーに「強壮作用や疲労回復・ストレス解消などの効果がある」といわれているアマゾンの果物、ガラナ(Guarana)の粉を足したりします。なんかアマゾンのパワーがダブルで入ると強くなりそうですよね。特にガラナの見た目は、目玉みたいだし。
ちなみにガラナの炭酸飲料は、ブラジルではコーラくらいポピュラーな国民的飲み物です。日本でもアンタルチカ(Antarctica)社のガラナ・アンタルチカが入っているようですね。(日本版サイトはこちら)「肉のハマナサ」でまるちゃんが発見し、興奮していた記憶がありますもん。


コアップガラナ・・・おや、いまサイトを検索していたら、ガラナ飲料、北海道ではかなり定着しているんですね。よく分かりませんが、熊出没ボトル、インパクトがあります・・・。しかもホッピー・ビバレージ社の商品。
見つけた方は、飲んでみてください。氷をいっぱい入れたグラスに、ウォッカとレモンもしくはオレンジスライスを入れて、そこに足して飲むのがお勧めです。あ、別にブラジルでこの飲み方は流行っていませんが、普通に飲むより旨いです。